いいこともわるいことも


今年も残り2週間となりました。まだ年賀状は、作っていません。
例年になく忘年会が目白押しで、この忘年会参加の数でその年の人間関係がどうだったかを測ることができるとするならば、今年は、たくさんの方と交流ができて、なおかつ受け入れてもらえたのかな、という感謝感謝のバロメータです。

 人とのかかわりについては、50年の人生で稀に見るほどの好調ぶりで、来期、どうなるのか、ちょっとドキドキでもあります。
どうしてそうだったのかは、逆に、それまでのことをちょっと変えてみたというのもあるのかもしれませんが、来期は、しいたけ先生(星占いの)のお話のように「人に頼ること」をしてみるかもしれません。
(しいたけ先生のお話では、もともと人に頼らずことを進めるので、自分でやりきろうとするけど、そのぶん、「ありがとう」「ごめんなさい」が言えないということで、2019年は、自分を出すけれど、その分、ありがとう、ごめんなさいが言える人になるといい一年になるそうです。)
老後への第一歩というところでしょうか。50才、「おとなび」が使える歳になりました。

40代とさして、何も変わらないと思っていましたが、この一年でそれまで5年かかっていた老化が一気にきたように感じました。
夏の大病もその一つかもしれませんし、サンフレッチェがストレスの要因だったかもしれません。
諦めたことになるのがいやなので、達観はしないと決めていますが、達観しちゃったほうが、楽だったかもなと思うこともあり、こりゃ焼きが回ったわとなることもシバシバでした。

 ◆サンフレッチェの2018年

 ファンにごちゃごちゃ言われたくねーんだよ、というのは、2018年から続いていたので今年もそうなのね、というところ。
それがますます進んで、監督お気に入りのサポグループと気に入らないサポグループができてしまいました。「紫の塊」は、どちらのことでしょうかね。
私は、15年前に「どこにも入らない」としました。

3グループがもめていた時代、3グループが束ねられた時代、を見てきて、いまだに「総意」で声明が出せていないことに疑問を感じていますし、お気に入りのグループが自分たちがプライマリーと言い始め気に入らないグループを使ってプロパガンタを始めちゃってるんで、それは、これ以上、B6から広げないでねとお願いしたいところなんです。

 私は、言いたいことが言えなくなる、というのは、自由への侵害であると思っていますし、責任者に責任や覚悟を問うことのなにがいけないのか、と考えていますので、言い方が、とか表現方法がという言い分で論点の違う批評をしては、ならないと思っています。

文言が生命の危機にさらすものであったり、人権を侵害するものであっては、ありませんが、これまでの文言の内容は、厳しく、責任を問うたものであると見ています。
このことについて、気に入らない、どっちが悪い方、という偏った見方は、したくないと思っています。
お気に入りの方は、それは、それで、クラブから「いい子」に見てもらいたいだけじゃないの?と見られることもあるわけです。
自分たちを安全な位置に置いて、というのであれば、サポーターの役割の一つであるオンブズマンとしての機能は、発揮できないということになります。
気に入らない方は、普段から嫌われ上等で支援を得る努力ができてないことが今回の混乱を生んでしまったというところもあります。

 しかしサンフレッチェはスタッフ、選手、社員のみのものでは、ありません。普通の会社と同じように「社会」のものです。
動かす人間とそれを監視する人間がいないと健康な組織を保つことは、できません。
オンブズマンとしての役割までも取り上げられ、何か言えば批判と叩かれる昨今において、今年度監督の評価というのは、後半戦の11試合未勝利という普通のクラブなら11月頭くらいに解任となってもおかしくない成績であったにも関わらず「前半戦がよくて2位だったから」という理由で2019年も監督続行ということになってしまいました。

世間の会社なら株主が怒り出して総会が大荒れして社長不信任案が通るであろう人事決定です。
はっきり言って「お宅の会社大丈夫?」と同業者に言われかねない判断です。(世間の会社なら)
その上、札幌戦後の「おれが好きなファンと嫌いファン」なんていう公共性を重視される監督にあるまじき感情をあらわにした上に、年度末会見では、お涙ちょうだいときたもんです。
ほんと羨ましい、これで部門トップが約束されているなんて。わしは、こんな上司は、ごめんです。

 ラスト2戦は、フロントからの進言を受け入れての人選と戦術であったようなので、これが続行の条件
だったとすれば、来年一年、いままでの自分からやっと超えられるチャンスをもらったということを、どのように受け止め、どのように変わり表現できるか、というところです。

冒頭のしいたけ占いのように、自分を大きく変える2019年ですよ。
このチャンスをものにすれば、ぽいちのように代表監督への道もあるかもしれません。
しかし、今までの自分を超えることができず、いままでと同じことを繰り返し、サッカーを定着させられずチームを降格させるようなことになれば、その先は、J2どころかJ3からもオファーが来ることは、ないかもしれません。

友人の言うように、広島の古くからのサポーターは、歴代の優秀な監督からチームに対するアプローチについて多く学んでいます。
今の現監督の指導の幅では、J1の選手を束ねるほどの広さは、ないと考えています。
上のカテゴリーで成功できる監督は、おかしくなってきたことに敏感ですし、その対処も選手に納得してもらえるものを出すことができますから、ミシャにしてもぽいちにしても6年5年と長期に任せることができました。
現監督は、一回の降下をとりもどすことができなかったうえにそれを編成のせいとコメントしました。
ならば、なぜ、前半戦、あれだけ勝てたのか、というところです。

 そうなってほしくないと思っていましたが、2018年については、今までのクラブサポーターの言葉通りと言わざるおえません。
来期は、背水の陣であることを肝に銘じて、必ず、育成と結果、成果を上げるために尽力していただきたいと思っています。

 あと続行について光明がないと思う理由に「ミシャの時とは違う」ということも付け加えておきます。
現在の選手の出入りを見て、彼らとクラブとの関係性があの時と違うということでは、ないでしょうか。

 ◆居残り練習

選手を追いかけてきたよそのサポさんが言われるに「広島居残りしないのね」ということらしいです。
全体練習の負荷を落とした夏場以降、個々の技術力が落ちてしまい秋に突入したというの連敗の原因としてあげられます。
昨年も練習と試合の負荷に耐えきれず3年かけて練習負荷を落としていったことから個人技のレベルが落ちていきました。
へたくそがやれば、いい指導も表現できませんから。
しかし、優勝メンバーは、クオリティを落としていないという事実もあります。
キャプテンを筆頭に柴崎、千葉、水本、柏、林、年齢は高いですが、コンディション維持においては、若手よりもしっかりとしており、結局彼らが試合に出続けるということになってしまいました。
キツイ練習をしないから、試合に出ないからコンディションが整わないのなら、千葉選手のように残り3試合まで出番がなかったにも関わらず、ホーム最終戦久しぶりの90分でもやりきることができるコンディションを保てた理由は何だったのかと思いました。
逆に優勝メンバーでない、移籍組の中にコンディションが整えらずクオリティを落としてしまう選手が多くいました。
レギュラーでありながらリーグ前半のクオリティなら、もっとビッグクラブからの誘いもあったでしょう。
あまりにも前後でクオリティが違うとなれば、それまでのクラブでも同じような選手だったかもしれません。
J1リーグ上位にいる選手と下位ないしJ2から移籍してきた選手というのは、やはり前記のベテラン勢とは劣る部分があるのだと感じました。

優勝年は、全員プラスベンチメンバーもハイクラスでしたので、今のようにレギュラーに優勝年のベンチクラスの選手がいるということになると、指導、戦術云々だけでなく、チームのレベルによって勝利から離れたということも言えるかもしれません。
優勝した年は、夏だろが冬だろうが、結構な人数が居残りしていました。
疲れたからいって、全体練習だけに頼り、サボれば、当然、プレイに跳ね返ってくる、というのは、アスリートならではの「あるある」だと思うのですが。
「一日休めばとりもどすのに三日かかる」
バレエの先生に言われ続けたことであり、高校生の時に実感したことでもあります。

 ◆青山敏弘との2018年

去年より本人的には悪くない一年だったと思います。
だって、自分のせいで降格してないし、代表でキャプテンもしたし、その分、グッズの売り上げも貢献できたし。
心残りがあるとすれば、優勝できそうだったのに、優勝するだけの覚悟がチームに備わってなかったから、それを引き出すこともできなかったということです。

かっこ悪いことは、できない、というより、自分がどうしたらいいかは、なかなか浮かばないと思うのです。
一対一の対応なら「ぴか一」なのですが、相手が多数になると途端にどうしたらいいかわからなくなるという。
サッカーになると人に物申せるのだろうけど、そこだけなんですよね。
チームつくりは、オフザピッチも大事なのですが、家があそこなんで、そういうわけにもいかないと。
そもそも、クラスでいえば、すごく目立ってる高橋君とよく一緒にいる、よくみればかっこいい青山君、という感じなので、カリスマ的なオーラがあるわけじゃないんです。
こつこつと積み上げてきたもの。カズさんのように休んでてもあふれてくるようなオーラのようなものは、ないわけでちょっとほんとの自分となりたい自分にギャップがあるんだと理解しています。
(いまだに「なりたい自分」を模索してるような)
 2015年がなぜ、あんなにスーパーだったのか、というところ。
あの年は、練習が終わるとまるちゃんを相手に1時間近くパス練習をしていたんです。

それはもう、長短どの距離も納得がいくまでです。
この2015年の頭にフォームを変えて、そのフォームを昇華させていく一年でした。
サイドに送るロングフィードがバシッと決まるそのさまは、見ていてほれぼれするものでした。
そのフィードは、あの日々の練習から繰り出されていたものでしたが、その分、体に負荷がかかっていたのです。

翌年は、腰を痛めてしまい、練習後のパス練習の時間が短縮されました。

2017年は、ほとんどすることがなくなり、2018年は、ひざを痛めたことから、パス練習自体を辞めてしまいました。

 そうなると、やはりクオリティが落ちてしまいます。
チームがパスよりプレスで構成するサッカーになったことにより、試合でもパスを使うことが少なくなりいざというときに蹴れなくなってしまっているように感じます。

 これまで青山と言えばパスの巧さ、だったのですが、その良さがさらに衰えたなと思いました。
その部分結構ごまかしながらやっていたのですが、ごまかせるようになったというのもベテランの域だなと思うのです。

とりあえず、青ちゃんが元気にやっていていくれただけが救いでした。

そんな2018年もあとわずか。
来年はアジアカップからスタートです。

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