キタノステラ

北海道ゆかりの作家による【北海道×グルメ×旅】アンソロジー。 北海道の旅やグルメの記事…

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北海道ゆかりの作家による【北海道×グルメ×旅】アンソロジー。 北海道の旅やグルメの記事を連載しています。

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  • 北からほろほろ読書日記

    札幌在住の作家・秋永真琴による、北海道にまつわる小説の読書感想日記です。

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  • てくてく北へ

    フリーライター・森山智仁さんの「日本縦走」。2023年4月から半年かけて、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で列島を縦断します。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイ。ゴールに向けて更新中です!

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最近の記事

北からほろほろ読書日記📖2024年8月(秋永真琴)

八月某日  思いっきりインドア派の人間だけど、ひとつだけアウトドアな趣味がある。ライジングサン・ロックフェスティバル(以下RSR)に参加することだ。  どういうものなのかよく尋ねられるのでざっと説明します。  札幌の中心街から車で40分、石狩新港の草原で2日間にわたって催される野外音楽イベント。初日は午後3時から深夜1時まで、2日目は正午からオールナイトで翌朝5時まで、5つのステージで絶えず誰かがコンサートをやっている。各ステージはそれぞれ歩いて15分くらいの距離がある。あ

    • 北からほろほろ読書日記📖2024年7月(秋永真琴)

      七月某日  小説好きは二月と七月にそわそわする。  直木賞と芥川賞が発表されるので。  今回(第171回)の直木賞は一穂ミチ『ツミデミック』(光文社)が受賞した。一穂先生、おめでとうございます。  ボーイズラブのレーベルでデビューし、長くそのフィールドで活動してきた作家では初めてじゃないだろうか。いろいろなジャンルの出身作家が活躍し、賞賛されることは、いち本好きとしても、作家の端くれとしても、本当に嬉しい。    個人的には、候補作のひとつである、岩井圭也『われは熊楠』

      • 北からほろほろ読書日記📖2024年6月(秋永真琴)

        六月某日  キタノステラを管理している藤沢チヒロさんに「君は小説を書くのは遅いけど、本はけっこう読んでいるみたいだから、読書日記を書いてみたらいい」と言われた。  Twitter(X)で面白かった本を紹介することはあるけど、長めの文章で読書日記を書いたことはない。できるかな……。  せっかくここに載せてもらうのだから、北海道にゆかりのある作家の本や、北海道を題材にした本について書いていこうと思います。よろしくお願いします。    佐々木譲『降るがいい』(河出文庫)を読む。

        • 札幌でおいしいお酒とごはん #7「番外編は高尾山でサッポロビール」(佐々木禎子)

           某日ぴかぴか晴天。待ち合わせは高尾山の山の上。  だって夏です。高尾山では毎年夏になるとビアガーデンが開かれるのです。  というわけで、気温がわずかでも暑くなってくると外で肉を焼きたがる北海道民遺伝子を持つ私と、北海道に越してきてすぐに道民たちに遺伝子操作をされて「お外焼肉最高遺伝子」を組み込まれた藤沢チヒロさんは、某日、高尾山にのぼったのです。 「13時に高尾山のビアガの前ね。ビアガ予約しときます」  酒飲みと肉焼きの確保はおこたらない。さくっと予約。  藤沢チヒロさん

        北からほろほろ読書日記📖2024年8月(秋永真琴)

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        記事

          てくてく北へ #9 「旅の終わり」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年間、鹿児島から北海道まで各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイ、ついに大団円! 北海道の初秋の絶景と、徒歩旅の疲れをいやす味覚の数々を、最後までお楽しみください。旅の詳細は、森山さんのTwitterやyoutubeで振り返ることができます! (前回の記事はこちら) 突然ですが、僕の部屋を紹介します。遊びに来たい女子はご連絡くだ

          てくてく北へ #9 「旅の終わり」(森山智仁)

          てくてく北へ #8 「東北・北海道の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年間、鹿児島から北海道まで各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。ついに旅も終盤、この連載もセミファイナルとなりました! 森山さんの旅の様子は、Twitterやyoutubeから、リアルタイムで発信中です。 (前回の記事はこちら) 岩手山は東の盛岡側から見ると独立峰のように見えますが、実際には奥羽山脈に属しています。江ノ島や

          てくてく北へ #8 「東北・北海道の旅」(森山智仁)

          至高のフェス飯 #1 【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO】(藤沢チヒロ)

          野外フェスの楽しみ、それはもちろん開放的な空間で浴びる音楽。 …というのは建前で、本当はわたしは、野外で罪悪感なく浴びるほど飲むビールと美味しいごはんがあってこそのフェスだと思っている。 だいたい毎年お盆かお盆前、東京の有明でまんがの祭典が行われている日程で、北海道の石狩では「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」(RSR)が開催されます。石狩湾に面しただだっ広い牧草地に、金曜の昼から日曜の夜明けまで、ロック好きのための街が爆誕するのです。 もう

          至高のフェス飯 #1 【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO】(藤沢チヒロ)

          てくてく北へ #7 「東北への旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年間、鹿児島から北海道まで各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。新潟と長野、群馬の県境を辿りながら北へ向かう行程は難所も多く、動画も見ごたえ抜群(記事の最後にリンクがあるので、是非チェックを!)。一方この連載では、下界や温泉で食を楽しむ時間や、登山のご褒美ともいえる絶景をシェアしてくれています。森山さんの旅の様子は、Twit

          てくてく北へ #7 「東北への旅」(森山智仁)

          てくてく北へ #6 「信越の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年間、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで、各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。今回は、乗鞍岳から松本に下り、美ヶ原を経由して長野へ至る信越の旅。キャンプ料理を楽しみ、フォロワーさん情報の美味しいお店に立ち寄ります。森山さんの旅の様子は、Twitterやyoutubeから、リアルタイムで発信中です。 (前回の記事はこちら)

          てくてく北へ #6 「信越の旅」(森山智仁)

          札幌でおいしいお酒とごはん #6「余市酔いどれ酒旅」(佐々木禎子)

           雲丹旅行の二日目。  起床して三十分後に藤沢チヒロさんがナチュラルにハイボールを飲みだした。 「え!?」  さすがの私もナチュラルにそう声をあげてしまった。 「氷があるし」  みたいなことをチヒロさんが言っていたような気がする。「ハイボールあまってるし」とも言っていた気がする。  なにせ、昨日、部屋で飲もうとコンビニで買ってきた酒が冷蔵庫のなかに残っているのである。「この酒たちを置いていくか、あるいはどうします? 持ち帰る?」という選択肢で「まず、飲もう。飲めないぶんは各自

          札幌でおいしいお酒とごはん #6「余市酔いどれ酒旅」(佐々木禎子)

          札幌でおいしいお酒とごはん #5「積丹雲丹ツアー」(佐々木禎子)

           私のウニゲル係数が高まる時期がやって来た。  夏だ!!  ここ数年、夏になると、積丹方面の、雲丹料理で有名な宿をとり一泊二日で旅をすることにしている。  札幌からだと車で日帰りで雲丹丼や雲丹料理を楽しんで帰宅もできるのです。できるのですが、それでは運転手がお酒飲めないんですよね。だからできるなら宿泊がいいよなーって。  宿に泊って好きなだけ雲丹で口んなかをいっぱいにしたい。胃袋を雲丹で満たしたい。雲丹酒雲丹酒雲丹酒海鮮なにか雲丹くらいにしたい。  という謎の欲望を発動させる

          札幌でおいしいお酒とごはん #5「積丹雲丹ツアー」(佐々木禎子)

          てくてく北へ #5 「中部の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年間、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで、各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。琵琶湖沿いを北上したのち、福井から石川、富山、そして岐阜と長野の県境に至る中部の旅。名峰・白山を踏破し、今回の食のハイライト・飛騨牛2連発へ! 森山さんの旅の様子は、Twitterやyoutubeから、リアルタイムで発信中です。 (前回の記事は

          てくてく北へ #5 「中部の旅」(森山智仁)

          てくてく北へ #4 「近畿の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年間、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで、各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。今回は和歌山~大阪、修験道の聖地をたどります。限られた食糧をやりくりしてのテント泊に、下界の食堂で味わうほっこり定食…メリハリがすごい! 森山さんの旅の様子は、Twitterやyoutubeから、リアルタイムで発信中です。 (前回の記事はこちら

          てくてく北へ #4 「近畿の旅」(森山智仁)

          てくてく北へ #3 「四国・和歌山の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年かけて、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで、各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。鹿児島から始まった旅は(腰に爆弾を抱えつつ)海を渡り四国へ……! 今回も、ご当地ならではの味覚に出会えます。引き続き、応援よろしくお願いいたします! (前回の記事はこちら) 九州脱出を目前にして腰をやってしまい、滞在していた「ホテルAZ大

          てくてく北へ #3 「四国・和歌山の旅」(森山智仁)

          てくてく北へ #2 「九州北部の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年かけて、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。鹿児島から時速数キロで北上しながら、各地で出会った味覚についてリポートしていただきます。応援よろしくお願いいたします! (前回の記事はこちら) 両親とも大分県日田市の出身なので、九州にはなんとなく馴染みがあります。日田と言えばご当地B級グル

          てくてく北へ #2 「九州北部の旅」(森山智仁)

          てくてく北へ #1 「九州南部の旅」(森山智仁)

          【この連載について】 フリーライター・森山智仁さんが、2023年4月から半年かけて、鹿児島の開聞岳から北海道の羅臼岳まで各地の山に登りながら、ほぼ徒歩で日本縦断する旅「#日本縦走」。このチャレンジを「食」の観点から綴るフォトエッセイです。鹿児島から時速数キロで北上しながら、各地で出会った味覚についてリポートしていただきます。応援よろしくお願いいたします! (前回の記事はこちら) 4月3日、羽田空港を飛び立ったJAL645便は無事、鹿児島空港に着陸しました。 加治木駅行きの

          てくてく北へ #1 「九州南部の旅」(森山智仁)