
褒められて嬉しいのは?
職場の仲間が、3冊の本を買ってきました
机の上に置かれていたその3冊の本のラインナップを見て「いい本選んだねー」と言うと、とても嬉しそうに喜んでいました
別の仲間が「本のチョイス褒められると嬉しいよね」ってつぶやくと、その場にいた全員が共感していました
褒められて嬉しいのは大人も子どもも同じですが、かと言って褒められたらそれでいいのかと言うとどうやらそうではなさそうです
たとえば・・・
野球をやっている少年が、近所のおっさんに褒められるのと、イチロー選手に褒められるのでは嬉しさが全然違うと思います
お気に入りの靴を履いてきたとき、職場の同僚に褒められるのと、好きな女性に褒められるのではその靴の輝きさえもが変わってきます
自分の考えを、スマホをいじりながら「ですよねー」って言われるのと、『スキ』ボタンをタップして、フォロワーになってくれるのとでは、その喜びは天と地ほどの差があると思います
いや・・・間違いなくあります(笑)
ちなみにボクは、以前乗っていた愛車を、たまたま立ち寄ったガソリンスタンドのおじさん(初対面)に「いい車乗ってるねー」って褒められた時、なぜだかすごく嬉しかったのを覚えています
人にはそれぞれ、褒められて嬉しいポイントがあって、しかもそれをいつ、誰に、どんなタイミングで褒められるかによって、倍増もするし、逆に半減してしまうこともあるんだと思います
お腹がむちゃくちゃ痛くて、必死になってトイレ探してるときに、いつも嫌味しか言わない上司にわざわざ引き止められて、「この前の資料、とても分かりやすくてよかったよ」って言われても、きっと殺意しか芽生えないと思います(笑)
『褒める』って、結局は、相手のことにどれだけ関心を持ち、気づかい、思いやれているかってことのような気がします
『誰にどこを褒められたら嬉しいですか?』
日々たくさんの子どもたちやたくさんの仲間と関わっているボクが、その『誰に』にふさわしい存在でいられたらいいなと思います