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今が楽しい、それでいいじゃん。

私がどれだけマイナスな面にフォーカスしていたか、ということ。
いや、違うか。どれだけ物事をマイナスなこととして捉えていたか、か。
私は高校時代は勉強についていくのに必死でとても苦しかった。
ずっと勉強勉強勉強の毎日。頭悪いと思われるのが恥ずかしくて、ずっとビクビクしてた。当てられるのが怖くて、ビクビクしてた。
高校時代=苦しい、辛い  だった。
でも、最近、高校の友達に会った。理系科目で一緒に苦しんだ友達、居残りして一緒に頑張って課題やってた友達。
そんな友達が「西校楽しかったよね〜!」「西校で人格つくられた〜、西校でよかったよね」って言ってて、私は唖然とした。
正直、本当に、「………………え?」ってなった。
確かに西校でこの友達に出会えたことは本当に宝だし、めっちゃめちゃ楽しかった。たくさん馬鹿笑いをしてた。
でもそれ以上に勉強が辛くて、私はいく高校を間違えた、違う高校に行っていたらなあとか考えたことが何度も何度もあった。

え?勉強辛かったやん!楽しかったの!?って聞き返したら、
「まあ確かに辛かったけど、私の脳、都合のいい記憶しか残らんから、正直勉強のことはあんま覚えてないんだよね(笑)」って。

まじか。

他の友達も、「西校入って上には上がいるんだってことがわかって、挫折して吹っ切れてた。もういいやポーいってなった(笑)」

まじか。

私だけだった。ずっと、しんどかった、辛い、私はこんなに勉強ができない、数学ができない、って思い続けてたの。
もうみんなはとっくにもういいやーってなってたんだ。
そんで楽しいことにフォーカスしてた。
楽しかった、それだけで満足してた。
私だけが、「勉強できないやつと思われたくない」、とか変なプライド持って、できないこと、しんどかったことにとらわれてた。
私だけずっと辛かったって思ってた。

挫折してたのに、抗ってたのかな。
できない自分を認めずに、ずっと首を絞めてたんだ。
もうみんなはできない自分を認めてた。とっくの昔に。
あーそうだったんだ、みんな解放されてたんだ、って思って、ちょっとショックだった。
でもすごい気づきだった。

リオは挫折を経験してないんじゃない?って言われて、びっくりした。
みんなには私はずっと上手くいってる様に見えてたんだって。
「大学も第一志望に受かって、西校も第一志望だったんでしょ?何が不満なの?逆にどうなったら満足なの?」って言われて、答えられなかった。
確かに、私、何が不満なんだろう。ずっと自分の思う道に行けてるのに。

私、ずっと、ない、ない、できてない、良くない、わからない、足りない、楽しくない、ない、で生きてたんだ。
満たされずに生きてたんだ。
だからどこに行っても、場所、環境が変わっても、いつも、ない。

みんな、今が楽しければそれでいい、満足って生きてたんだ。
そうだよね、高校時代めっちゃ笑って、笑って、笑って、楽しかったんだった。それでいいじゃん、満足やん。満たされてたんだ。
今またみんなで集まって、高校時代を思い出して、爆笑してる。楽しい。これでいいじゃん。
そうか、これでいいじゃん、あー、良かった。


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