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解けない

また会いたいと思う心は、もう会えないから抱く気持ちなのかもしれない。

大切なことを教えてくれる人は大切だって気づけた時にはもうそばに居ないし、僕に大切だって教えたつもりもない。

罵倒して返ってくるのが喜びだったらそれは罵倒じゃないんだろうな。傷つけた分だけ傷つくんだから上手いことできてるなと思う。
それを知ってか知らずか僕たちの悪口は減らない。
そうしないと保てない精神を正当化して今日まで繋いできた命の綱を、まだ愛おしいと思える。

刹那を生きる僕たちがこれからも刹那の中で在り続けるには偉大な何かを成すことが絶対なのだろうか。
認められた功績のどこに僕はいるのだろうか。
それでも追い続けるのは何故だろうか。

衒いもまた、僕らしくあるための執念だ。

水面に写る僕らがたとえ歪んでても笑顔でいることを願ってる。
後悔の先でこの人生でよかったと思いたい。

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