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読書備忘録20

この本に求めていたこと

過去の実際の失敗例を知識として蓄積したく、企業の失敗を学びにしたいと考えたため購入。

感想

ワードではないが、本を読んで感じたことを書きたい。これだけ大きな企業だからこそ、「人間関係」が絡んだ経営サイドの人事をせざるを得ないように感じた。上場会社であり、一定の任期で交代を意識せざるを得ないのか。○○には世話になったから、○○には絶対に社長をさせてはならない、など社長に就く人間のバッグボーンにとても左右される経営人事で成り立っている企業であると感じた。前任者の色を継承する、消すなど場当たり的な経営采配であり、過去から現在、そして未来へと線で繋いだ戦略がない。創業者の知名度が高すぎるが故に、良くも悪くも松下幸之助=神様となって松下幸之助の名前がいつまでもこの社名にはつきまとっている会社である。馬鹿でかい会社だから、色んな人間ドラマがあることもわかるし、おそらく大企業ってだいたい、新任の経営者は自分の色を出す為に前任の色を消したいのかもしれない。あとは上場しているから、任期が限られていることも自覚しているでしょう、限られた任期で自分が成果を上げるには、ある意味で近視眼的な采配を振るってしまうのかもしれない。

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