読書備忘録⑱
この本に求めていたコト
自分の頭で考えることの実践編のような本を求めており、猪瀬直樹さんの考えを知りたかった。昭和16年夏の敗戦の書籍を持ってはいるが、途中で読まなくなってしまったが、あの敗戦はなぜ起きたのか?をダイジェスト版として知ることができるかもしれないと思い購入。
この本で気になったワード
日本の記者クラブ制度は、新聞社とテレビ局だけが加入でき、雑誌やフリーランス、ネットなどが原則として排除されている
公文書管理法の趣旨は、意思決定の過程を文書にして保存し、歴史として残して検証を可能にすることにある
我々は条件さえ整えば、いつでも歴史から学び、教訓を得ることができるのだ。
総力戦研究所の研究生の模擬内閣が、「日米戦日本必敗」の結論に到達できたのは、曇りのない眼でものを突き詰めるファクトとロジックの力があったからだ。
文化文政期に活躍した二宮金次郎の真の姿は、一般に抱かれているイメージとまったく異なるものだった。金次郎の真骨頂は、独自のシステムで、行政改革に挑み、産業再生機構にあたる仕組みをつくり上げたところにあった。
感想
知らなかった知識をインプットできたことに刺激を受けたが、総力戦研究所の結論から解釈すると、物事を考える上で必要なことは事実とロジックが重要であると猪瀬さんは言っている。ほかの著者と言葉は違うものの、本質は同義なのかな?と思った。
行動に移すこと
考え方にクセがついていると思うので、意識をして事実とロジックを考え方に盛り込むこと。ほかの著者は、表現ではタテ(過去はどうだったのか)と横(他はどうしているのか)を意識していることも言っているため、物事を考えるときには、この要素を意識して考えるようにする。