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答えを問い続ける

 ここのところ続けて戦争に関する映画を見たり、本を読んだりする機会があった。
 
 家族を殺され村を焼き払われた少女がいた。
 敗戦が濃厚となりベルリン陥落の間際、幼い子供たちに服毒させて、自らも銃弾を浴びたナチの大臣と、退避することを拒否され家族団らんの夕食の場に手榴弾で一家心中をする将校。
 読んだ本は「同志少女よ、敵を撃て」(逢坂冬馬著 早川書房)
 見た映画は「ヒトラー ~最期の12日間~」
 
 どちらもドイツとソ連の戦いなのだが逆方向からの視点での物語だ…
              物語!?
 いや、今現在、現実に世界で起きている話ではないか❗ すべてを犠牲にする戦争が。
 

 食卓で夕食後の何気ない団らんがあって、いつもならただ過ぎていく時間なのだが夕べはその時間がとても幸せに感じた。

 これが幸せなのだと。

 そして、この幸せを守るために私に何ができるだろうかと。

 映画や本の登場人物たちはそれぞれが自分の信じる道を行く。

 ウクライナの人々は断固として侵略を許さないだろう。

 そして、私はどうするのか? 

 答えはまだ出ない。

 


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