誰かに言われた大切な言葉
うん、なんかあったような気がする。なんだっけ。
大切な言葉。
そう思って、メモ帳とか、ノートとかいろいろ引っ張り出して探してみた。
素晴らしい言葉はたくさんあるが、なんだろう、イマイチしっくりこない。
こういうのってその時の自分の心と何か響き合うものがあるんだろうか、その時の心の持ちようによって、いつも同じようにはいかない。
決めかねているうちに出掛ける時間になってしまったので、noteは一時中断した。
今日は消防署で救命講習を受けることになっていた。
来月、学校で夏のプールが始まる前に、保護者対象の心肺蘇生法の講習会を行うことになっている。
その担当役員に当たってしまった私は下調べも兼ねて受講することにしたのだ。
何年も、いや何10年も前にはなるが、受けたことのある講習ではあるのだが、時の流れと、コロナ禍ということもあるのか幾分変わっていた。
全体で説明を聞いた後、実技の講習を班に別れて行った。
救急車が到着するまでに、これをするかしないかで、その後の社会復帰率が大きく変わってくるということだった。
昔とは違ってAEDも使っての講習だか、実は結構体力を使う。
順番に一人づつ人形を使って胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実技をするのだが、一分もしないうちに息が上がってくる。
実際の現場では、救急車が到着するまでの間、あるいは完全に息を吹き返すまで、中断せずにとにかく続けること。交代してくれる人がいない場合、かなりしんどい事になるが、その人を助けるためには脳に血液を送り続けてやらなければならないのだ。
一通り教わり、そこで講師の方に言われた大切な言葉
「胸骨圧迫をやめないこと」
救急隊にひきつぐまで、完全に息を吹き返すまで、途中でやめずにとにかく続けること、これが今日の私の1番しっくりとくる大切な言葉となった。