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自転車とヘルメットの関係 「信を得たくば真を語れ」
今朝の新聞に面白い記事が載っていた。
いや、記事自体は別段面白くもない記事で、
「自転車 大人もヘルメット 着用努力義務スタート初日は…」
と題された、改正道交法の施行と街の様子を取材した記事なのだが。
ありがちな行政側の肩を持った「ありき」で書かれた記事。
まぁそんなことは良いのだが、その中でヘルメットの着用率の低さ、否着用者の致死率の高さを数値で示していた。
①実際に記者が駅前で取材した数値として、80人の自転車に乗る人のうちヘルメット着用は3人。
②ヘルメット否着用者の致死率の高さとして、昨年の自転車による死者22人のうち21人がヘルメットを着けていなかった。
「そうだね、危ないからヘルメットはつけた方が良いよねぇ♥️」
と言いたいのだろうか?
ちょっと待って。
何気なく見てたら「ふーんそうか」で過ぎてしまいそうだけど、よく見たらその数値でそれを言うのはちょっとどうなん?
①の事から、そこら辺にいる人のヘルメット着用率は3.75%
②からは、昨年の自転車による事故の死者のヘルメット着用率は4.54%
そこら辺で元気に自転車に乗っている人よりも、自転車事故の死者の方がヘルメット着用率高いんですけど。
記事を持っていきたい方向とか、書こうとしている趣旨は別に構わんのやけど、そこにその数値を持ってきてモノを言おうとするのはあかんでしょ。
新聞ですからね。
結局、世の報道機関の姿勢というか在り方というか「いつもこんなもんじゃないの」と言われるよ。
コロナ関連の数値にしても、政治絡みの報道にしても「大きな力の行きたい方向」へ世論を誘導してるんじゃないのってね。
信を得たくば真を語らなきゃ。
自らを省みて反省しようっと。