見出し画像

Day 14 これまでに夢中になったモノやコト


 夢中になっていたというか のめり込んでいましたね スノーボード。 
 スキーからの転向だったんですけど。

まずあの白銀の世界に魅せられて。
 
早朝とか日没前の 
ひと気のない静かな世界。雪には音を吸収する性質があるようで だからあんなに静寂を感じていたのですね。

 スノーボードといっても一般的に知られてる「ハーフパイプ」とか「ワンメイク」とかのくるくる回ったり跳んだりするのじゃなくて「アルペン」というやつです。

 スキーみたいな硬いブーツに、細くて長いボードで、競技であればスピード、基礎技術を磨いて美しく滑る、効率的なターン、深いターン弧、そんなんを目指して滑る いわゆる「オタク」(今時使わない?)かな とも思いますが。

 スノーボードには、検定があるのをご存じでしょうか?
 「級」ってやつですよ。
 JSBA (日本スノーボード協会)やSAJ (日本スキー連盟)なんかがやってます。3級くらいから始めることが多いですかね? 1級取ったら 休日のゲレンデでは そこそこ上手い方だと思います。一般の友人には自慢してもいいでしょう。

 それ以上になると 競技者か、指導者系に進むか、求道者になってひたすら己の上達に励むかになると思います。

 この辺を越えて行ってしまうと 一般のレジャースノーボーダーには なかなか戻れないかもしれません。

 そして金銭的な負担がかなり大きくなります。

 上達すればするほど高価な道具がいるようになります。
 欲しくなるというよりも、必要な道具が高価になっていく感じです。
 もちろんリフト券も要ります。

 スクールに所属したりスポンサーが付いたりすればかなり助かりますが、それはそれで負担もありますし、制約も大きく そう上手いことはいきません。

 どんな競技でも聞く話ですが、スポーツ団体の上納金もバカになりません。

 指導者の資格を取ったり、それを維持するための講習会なども受ける必要があります。

 団体の登録費や年会費、競技をするならエントリーフィーや遠征費もかかります。

 例えば 陸上とか水泳とかの、他の競技団体と比べると かなり割高感がありますね。

 滑ること自体の楽しさ、自分が上達していることを実感できることの喜び。

相当ハマっていたと思います。

しかし、それだけを純粋に楽しむことは難しいなぁ とも感じていました。

 自分の人生をひとつ上から見下ろして この事を考えたときに、ウェイトかけすぎかな⁉️ ということに気がついて。

 ちょっと冷静に 自分の人生にとってのスノーボードの意味を考えたときに、あくまでもレジャーとして、息抜きとして楽しむのが良いのかな と 思うことができるようになって、ようやくそこから抜け出しました。

 夢中になることは素晴らしいことなのかもしれないけれど、その事の持つ意味を、自分の人生の中での意味を、ちょっと引いた位置から眺めてみることも必要なのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?