好きな休日の過ごし方
どこかに出掛けていなければ気が済まない性質で 冬は山、夏は海か川か池。
花粉のひどい春は家に籠って、夕方にはひどい頭痛に悩まされていた。花粉のせいというよりは 流れの悪くなった身体の血が 淀んで腐った臭いを放っているようだった。
とにかくどこかへ出掛けていた。平日が休めるのをいいことに、通常 土日は大混雑になるような所もそれほど苦にせず出かけられた。
そんな休日の過ごし方がすごく気に入っていた。 家族を持つまでは。
子供がまだ小さいうちはまだそれでも良かった。
幼稚園なり学校なりに通うようになると何処かへ出掛けたくても子供の予定と合わなくなる。
中学生になって部活でも始めようものなら休日どころか晩御飯さえ一緒に食べられないようなことになったりする。
今思うことは、できる限りの時間を子供と過ごせるように最大限の努力をすればよかったということ。
何をして過ごそうが、それよりも 誰と一緒に過ごすのかということの方が 遥かに大きな意味を持つのだということをつくづく感じている。