☆劇団寿に思うこと☆
結構、長く見てきたのが劇団寿。そこで一番、印象に残ったことがある。
『風の丘を越えて/ 西便使』という韓国映画がある。この映画は、1960年代ころの移りゆく現代社会を舞台に、韓国の伝統芸能・パンソリを親から子へ伝承する旅芸人家族の愛と芸道に関する物語である。
初めて、劇団寿に出会ったころ、それは、2013年、静岡県伊豆の熱川ホテルおおるりだったと記憶している。私がみた印象がこの映画の一つのシーンにぴったりだった。
父子が歩んできた道は、まさに旅芝居の芸能伝承の道だった。
私は、旅芝居をみる旅をするのがかねてからの念願で退職後、新潟、岩手、広島、長崎と幾度も回った。
そこで、行く先ざきで出会った劇団が劇団春駒、劇団松丸家そして、劇団寿だった。
大阪から来た私を覚えていてくれて座長、美空さん福丸さんの3人でいつも見送ってくれた光景がずっと忘れられない。以来、大阪の舞台で声援を送り続けてきた。
2023年、こうして、華舞台 星天座のまばゆい舞台で劇団寿を見ていると胸が高鳴るばかりである。
まだ、美空若座長が13才くらいの頃だっただろうか。
そのとき、早くも煌めくものを見た。それは丁度、少し以前に、長野県上山田温泉の信州・大勝館で初めて13才の宝海大空座長を見たときのようだった。
劇団寿、これからが本番、大衆演劇界の大スターへの道がまっている。
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