街なかリノベーション実践セミナー【DAY2】
インターン生のりんです!
9/16(土)に開催した、街なかリノベーション実践セミナーDAY2の様子をお届けします!
DAY2の会場はmarkMEIZAN。
約1ヶ月ぶりに会う参加者同士、そして前回欠席していて今回から参加することになった参加者同士で開始前から早速盛り上がっていました!
そんな柔らかい雰囲気の中で前回と同じく、市村さんのファシリのもとスタートしたDAY2!
最初は、各テーブルごとにチェックインを行いました。
呼ばれたい名前や普段やっていること、そして前回(DAY1)を振り返って印象に残っていることをそれぞれ話すことに。
最初に話す人はなんと、「椅子に変なシールが貼ってある人」!
ワイワイとシールを探す参加者一同。
椅子の裏にこんなシールがありました。
シール効果もあり、チェックインではどのテーブルからも談笑の声が耐えなかったです!
そんなチェックインを終えた一同はDAY2の目玉コンテンツ、「ショートレクチャー」へ。
今回は岡田英恵さん・六平さん夫妻をゲストとしてお招きし、「事業計画」と「建築デザインの依頼」についてお話いただきました!
初めにお二人から「数字の入っていない事業計画書は事業計画ではない。」というお言葉が。
この言葉には参加者も「確かに・・・」と納得の反応と表情。
しかし、いきなり数字の入った事業計画を練ったり事業計画書を書くのは難しいもの。
そこでニューサカバペンギンをモデルとして、事業計画を考える手順のアドバイスをいただきました!
〈ニューサカバペンギンの場合〉
ニューサカバペンギン構想の大元には
「子供が小さなうちは、もっと家族時間を作りたい。」
「自分たちの収入をもっと増やして、安定させたい。」という気持ちがあったそう。
そこから
「子どもとの外食がしんどいと感じている大人たち」をターゲットにして、
「ふつうに、ゆっくり、リラックスしてごはんやお酒を楽しめる時間」を作るために
「全てのテーブルにキッズスペースが隣接した飲食店」を目指すことに!
このニューサカバペンギンの例のように、僕たちがどうしたいか→誰をターゲットにするか→どんなふうにするか、という流れで考えて行くとスムーズでまとまった事業計画を作ることができることを知りました。
その後、早速ニューサカバペンギンのモデルを元に自分の事業を考えてみることに!
ワークシートに事業の目的・誰に・何を(提供価値)・どうやって提供するか・といった部分を数値計画(売上利益、資金)を織り交ぜながら書き込んでいく参加者一同。
スラスラとワークシートが埋まっていく様も見られたのが印象的でした。
ショートレクチャー後はディスカッション。
街リノ講師や参加者からの質問をお二人に答えていただきました。
Q.事業計画で1番大変だったのは?
A.「妻の説得と自分への説得ですね。その毎日を僕たちは続けたいのか、というところを何度も問いました。」
Q.子供連れは客単価が低いのでは?
A.「子供が「帰りたい」と言わなければお父さんお母さんはゆっくりできる。なので子供が過ごしやすい空間だと客単価につながりやすいかもしれないです。」
Q.デザイナーはどうやって選びますか?
A.「知り合いのデザイナーさんですね。誰に、何を、どうやって提供するのか。という所を僕たちに聞いてからデザインを作ってくれます。」
「ペンギン酒店では楽しさの提供をコンセプトにしていましたがニューサカバペンギンではくつろぎの提供をコンセプトにし、ゆっくりできる空間を目指しました。」
Q.ニューサカバペンギン構想から計画実行までは何年かかりましたか?
A.「3年かかりました。」
Q.お店を騎射場にした決め手は?
A.「子供とかリピーターを大事にしたかったので天文館や中央駅ではなく、騎射場とか谷山、高麗町にしたいと思っていたからです。」
Q.なんで「ペンギン」にしたんですか?
A.「お客さんはペンギンみたいな習性があるな、と思っているのと覚えやすいからです。【騎射場 ペンギン】と検索したらすぐヒットするので。」
このように街リノメンターや参加者から岡田夫妻へたくさん質問が飛び交いました!
お昼休憩を挟み、午後からは脇黒丸さんからのショートレクチャー。
「事業チェックシート」というワークシートを使いながら、自分がやりたい事業を可視化していきます。
その中で、「自分のことがわかっているのか」や「仲間がいるのか」、「一歩足を踏み出せるのか」などを確認していきました。
これがなかなか難しく、苦戦する一同。
それでも午前のショートレクチャーを元に事業を考えていました。
事業チェックシートを書いた後は、ワールドカフェ!
似たような課題感を抱える人・切磋琢磨しあえる人・足りないスキルを補い合える人。
そんな人たちとユニットを組みました。
「いかに事業化するか」について学ぶユニット。
どのような「場所」で事業化するかについて学ぶユニット。
そしてやっぱり気になる「お金」について学ぶユニット。の3つに分かれ、それぞれ伴走する街リノメンターも決定し、DAY2が終了。
セミナー終了後の茶話会や懇談会で早速、事業に対するさまざまな質問を投げかける様子が頻繁に見られたDAY2でした!
DAY3は霧島視察。
リノベーション事業の先進事例として、横川kitoやKOSHIRAERUに、また新興的な事例としてobama villageへ。
現場を視察し、リノベーションの実践と地域への波及効果について実践者の方に直接お聞きします。
事業の組み立て方や空間の使い方について学べるDAY3となりそうで楽しみです!
writer:Rin
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