汽水空港ターミナル2(食える公園)をレンタルします。
PPPP(ピンポンパンポン)
数年前からこコツコツと開墾している畑(湯梨浜町久見付近)をレンタルします。
これまでは「できている野菜は誰でもいくらでも無料で収穫していいですよ」と公言していました(その意図はこちら「モリのガジュマル」という記事に書いていますのでよければ読んでみてください)。
今年からはそのルールを変更し、「定めた区画を自由に無償で使えます」にします。
野生へ還ろうとする力が強い耕作放棄地ターミナル2を、今思い描いている最高の「食える公園」にするには、まずは人が通い、風を通し、町から続くひとつの道をつくる必要があると感じ始めました。
そう感じ始めたのは、去年、旅の途中で立ち寄った資料館で見た朝鮮通信使の記録を見たことがきっかけでした。
旅から帰って、僕はこんな投稿をインスタグラムにしていました。
"滋賀の東アジア交流ハウスで朝鮮通信使の大行列が通った場所を教わった。数千人規模の大行列が通った道には今もその名残りが文化となって残っている。
ということを知って、汽水空港ターミナル2(食える公園)をシェア農園にしようと思った。区画ごとに貸して(もちろん無償)、食い放題エリアとそうではないエリアとに分ける。狙いはターミナル2へと続く道に人と風が通ること。藪化した元梨畑であるターミナル2は1度や2度の草刈りごときではたちまち野生に還る。何度も人と風が通った場所は道になり、文化になる。という壮大な妄想。
ちゅうわけで、ターミナル2で畑やりたい人、気軽に声かけてください。農法は自由ですが、農薬と化学肥料は使わない方法でいきましょう。一区画は畝4つ分くらいかな。
畑をはじめる1番のハードルは多分、役場で地主の方を見つけたりというやりとり。それ無しでいきなり畑やれます。是非〜。
全体的な未来計画としては井戸掘り、畑のキッチンづくり、無人本屋、ツリーハウス、ブランコづくり等等がずっと前からモリテツヤの脳内に予定されています。ビジョンはもう見えている。きっと楽しい場所になる"2023年9月19日の投稿より。
去年の9月の投稿ですが、今もそのビジョンが見え続けています。まもなく春を迎える(もう迎えたのか?)今、種まきのシーズンがやってきました。
畑を借りるのも意外とハードルが高いし、耕作放棄地を畑に戻すのにもかなり時間とエネルギーを使いました。多分軽トラ20台分程のゴミ、鉄くず、謎の農薬を片付けて、ようやく今のターミナル2になりました。
色んな制約、地主の方とのやりとり、賃料など不要で、鍬と種さえ持ってきたら明日からでも畑をスタートできる環境が整ってます。是非皆さまお気軽に問い合わせください。
「賃料無しですが、その代わり◯◯をお願いします。」とか「タダで貸してるんだから◯◯」とか、そういった対価や情の絡まりを根底にした権力の行使をしないというのが、公園管理人である汽水空港側の課題として設定しています。ただ、お互いの楽しさによって、時には協働できたらいいなという理想を持ってはいます。さあさあ、畑をはじましょう~!