私の考える「将来の資金不安」を一発で解決する唯一の方法

将来の資金や夢を実現させる為の軍資金の貯蓄について
私が考える資産の作り方のお話です。

無理して節約したり擦り切れるまで働いて貯金をしなくても、老後の資金や
将来の夢を実現する為のお金を、どの様に調達するのか?
私なりの考えをお伝えしたいと思います。

あくまで私個人の考えなので、皆さんに当てはまるかは分かりませんが。

最近では、「老後資金として2000万円が必要」と言うのが話題になりましたね。

この根拠は
「高齢夫婦の無職世帯の毎月の赤字額は約5万円なので、
20年で約1300万円、30年で約2000万円を自身が保有する金融資産から補填しなくてはならない」という事からの様です。

ここで資産形成について改めて考えさせられた、と言う方も多かったのでは無いでしょうか。
それとも、もともと定年退職後にやりたった夢を叶える為に既に資産形成を始めている人もいる事かと思います。

「資産形成」といわれると、手段として、働けるうちはなるべく長く働き、コツコツと節約・貯蓄をしておくこと。
又は、長期的に資産を運用する「積立投資」への挑戦をイメージしがちです。

私は、この考え方とはちょっと違います。
今のうちにコツコツと老後まで働いて貯めるのでは無く、

初めに大きな一手を打ち、今後老後まで楽をする

と言う考えです。
楽をする、と言うと語弊があるかもしれませんね。
正しくは「無理をしない」です。

もちろん、働きたくない、とか早期リタイアをしたいとか、そんな考え方では無いです。
私はどちらかと言えば体が動く内は働いていたいと思うタイプなので。

では、その大きな一手とは何か。
それは、人生における最大の「経費」である、住まいを見直すこと。
この方法が最も簡単で、効果的に資金問題を解決する方法だと考えています。

今、支払っている家賃や、住宅ローンは本当に収入に見合っていますか?
生活リズムや日々の暮らしのゆとりを窮屈にさせていませんか?
これから家を買おうと思っている方。夢ばかり先行して予算が膨らんでしまってはいませんか?

住まいを考える上で、一番危険な考え方が有ります。
それは「せっかくだから」と言う考えです。
日本では「勿体無い」と言う言葉が世界から賞賛されていますが
この「せっかくだから」と言う言葉・考え方は、頑張って貯めた資産を一瞬で溶かす可能性の有る、恐ろしい物です。

これは、営業が利用する事の多い人の心理です。

せっかく住宅ローンを組むのだから、今は金利も低いし満額借り入れて、中も外も全部ハイグレードにしましょう!」

せっかく新しいものを買うのであれば、多少高くても長持ちするこちらの最新作をおすすめします」

そう言われると
確かにその通りだ。せっかくだからこの際、奮発しよう!ってなった事のある方、いませんか?

こと住まいに関しては、ある一定のラインを超えた時に、この「せっかくだから」と言う考え方になります。それはどんな時でしょうか?

それは、初めに考えていた「理想の計画」が、見事に粉砕された時です。
住まいの計画を立てると、余程予算に余裕が無い限り、漠然とイメージしていた理想を叶えることは、ほぼ不可能だと言うことに気付かされます。

そうなると「これはもう住宅ローンを満額で借入しなければならない」と言う事になります。そして、「この際折角低金利で借りられるんだから返済可能額の範囲内だし、借りてしまえー!素敵な空間に住めて、仕事もきっと頑張れるし一石二鳥!」と言う考え方になってしまうんです。

お金を掛ける事=入居後の暮らしの豊かさ
と錯覚してしまうんですね。
そこを一旦冷静になって考えませんか?と言うことです。

例えば、4000万円の新築でなく、1000万円の中古を買って1000万円のリノベーションをして
合計2000万円の計画では満足できないでしょうか?これだけで2000万円節約する事ができますね。

または1500万円の中古を1500万円でリノベーションして合計3000万円のところを
700万円の中古で300万円のリノベーションをして、合計1000万円で済ませて、残りを自分でDIYを楽しむ計画ではダメですか?
これでも2000万円節約できますね。

住まいに関するあらゆる仕事をしてきた私が
「今、住まいを検討するならどうする?」と聞かれたら、迷わず後者の選択をすると思います。

どんなに良い家も3年で「良さ」に慣れ、10年で飽きます。
悪い家でも3年もすれば「悪さ」に慣れ、10年も住めば何も感じなくなります。
どちらも10年後の結果的な満足感は、そうは変わらないということ。

私は、中古マンションを購入してリノベーションしましたが、
はじめの3年は、満足感と興奮をキープできましたが、それ以降は緩やかに下がって行きました。

現在住んでいる「古い家」は、初めこそ満足感と興奮度は最低でした(笑)が、住めば住むほど愛着が湧き、満足感が更新されて行きます。新築やリノベーションには無い、とても新鮮な経験でした。

そして、この方法なら、本来なら使っていたかもしれない2000万円を浮かせる事が出来ます。
無理をせずに、ゆったりとした生活を送りながら、老後の不安に備える事もできる。やりたいと思っていた、夢の軍資金に回せるかもしれません。

「住まいはお金が掛かるもの」「掛ける物」
と言う常識を疑い
自分であらゆる可能性を探して試してみること。
そんな事が大切なのでは無いかなあって思います。

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