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養蜂をしていても、ミツバチに痛点刺されると、もう辞めようかと思うほど痛い。
ミツバチと言えど、刺されすぎるとドンヨリする養蜂場長です。
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何しろミツバチは、数が多い。刺される時は、数多く刺されます。
アシナガバチとミツバチ。その場、その瞬間の痛みの感じは、同じくらいと思います。
でも、アシナガの方が痛みが尾を引きます。
ただ、スズメバチはミツバチよりもインパクトが強い痛みです。
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養蜂を始めて、人の体には痛点があると知りました。
ご存知ですか痛点。
同じミツバチに刺されても、5mm刺される場所がズレると痛みがあまりなく、痛点に刺さるとやたら痛い。それが痛点です。
ここからは想像ですが、神経が皮膚の表面にあり、それはシート状ではなく、木の根状のもので、その根っこに針が刺さると痛みが強いと考えています。根っこを外れて針が刺さっても、痛みとしては認識されますが、根っこ直撃と比べると痛みが激しく違うという構造です。
痛点外れたスズメバチと、痛点に当たったミツバチなら、ミツバチの方がさされた瞬間の痛みが上回る気がします。
痛点刺されると、春日部養蜂場の人は誰でも水道へ向かいげんなりします。この痛み、一体…。
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痛点やられると、痛みにげんなりするので、焚き火を眺め炎のゆらぎに癒やされつつ、暖をっております。
この時期は、10度下回るとミツバチが寒くて上手く飛べません。自分の理想は日中12度くらいあれば、メンテナンスをしてもいいかなという感じで考えています。
寒い時期は、蜜が少ない。ミツバチも理解をしているのか、寒い時期に箱を開けると、すごく凶暴です、なので刺されます…。
不思議な話があり、太平洋側のニホンミツバチは温和で、日本海側のニホンミツバチは気が荒いそうです。新潟のニホンミツバチは、オオスズメバチとやりあっても負けない程に気があらいとか…。
恐ろしいニホンミツバチ。
ミツバチとはいえ、刺される場所が悪いと腫れます。大抵はその場だけで、痛かったで終わりますが、稀に指でも刺される場所が悪いと、腫れ上がります。人差し指が親指みたいな太さになったりします。
刺されないように気をつけたいと思いますが。
ミツバチも、アシナガバチもスズメバチも。アレルギー反応が無ければ流水で、刺された場所を流しながら刺された部分を摘んで、毒を絞り出す。
ミツバチは痒みと痛み、その後は刺された部分の皮が剥けます。ミツバチのハチ毒の効果で、ターンオーバーが加速して古い皮が剥け、新しい皮が出てくるそうです。
アシナガバチやスズメバチは、皮膚の下、真皮を分解するので潰したニキビの跡ではないですが、ポコンと窪みができます。
ですので、よく毒を絞り出すと良いです。まずはしっかりと、絞り出してから必要に応じ病院等で診察を受けてください。