2018年度の若手エンジニア向け講座の資料
1年以上前の話になりますが、2018年の10月から、CODE BASE OKINAWAというイベント会場にて、1~3年目の若手エンジニア向けに技術講座を実施しました。1回2時間の全9回で実施しました。
その時の講義で使用したスライド資料とアンケート結果を載せておきたいと思います。自己学習や社内勉強会などで活用いただければと思います。
第1回:SQL講座
第一回はSQLについての講座を実施しました。初回ということもあり、探りながらの実施。思った以上に環境構築に時間がかかり、講義はあまり進めることができなかったのが反省点です。
第2回:インデックス講座
第2回は、DBのチューニングに欠かせない知識であるインデックスについての講座を実施しました。
2回目からは理解度と講座の評価についてアンケートを実施するようにしました。インデックスは言葉だけではなかなかイメージしずらいですが、ホワイトボードに図を描いてイメージを説明したので、皆さんイメージできていたようです。
第3回:実行計画講座
3回目はこれまたデータベースチューニングには欠かせない実行計画についての講座を実施しました。
実行計画の講座は理解度にかなりばらつきが出ました。そもそものデータベースへの理解度や、業務でSQLをどれくらい使用しているかで理解度が分かれたように思います。
第4回:大量のデータの扱い、ストアドプロシージャ
4回目はテーマを1つに絞らず、大量のデータを扱う場合のテクニックや、ストアドプロシージャの話、DBMSのメモリの管理についての話などをしました。
業務でデータ移行などを経験している人がいなかったので、講義をしていてあまり手ごたえはなかったですが、意外に満足して頂けたようでした。
第5回:DB設計
5回目はDB設計、その中でもテーブル設計の正規化に焦点を当てての講義をしました。
正規化については学習したことのない人もいましたが、演習で実際に正規化をしたり、名刺を使ってテーブル設計を行う演習などをしたので、そこで理解が深まったようです。
第6回:リファクタリング
DBの講義は5回目でいったん終了し、プログラミングに関する講座に入りました。まずは可読性の高いコードをの書き方やリファクタリングについての講座を実施しました。
演習も実施しましたが、言語をJavaしか用意していなかったので、Javaに触れたことがない人にはとっつきにくかったようです。それでも、コードを書く際の考え方などは参考になったようです。
第7回:デザインパターンとオブジェクト指向
7~9は、デザインパターンに関しての講座をしました。と言っても、最初はオブジェクト指向についてをメインで講義しました。
進行に関しては一部厳しめの評価をいただきました。オブジェクト指向を図を描いたりして色んな例えで説明したり、自分自身の開発経験からデザインパターンの例を説明したので、全体的には分かりやすかったということで満足いただけたようです。
第8回:デザインパターンとUML
後半はデザインパターンの説明と演習をメインにしつつ、前半はUMLについて説明し、実際紙にクラス図を描いてもらったりしました。
人数少な目でしたが、全体的には満足いただけたようです。紙に描くとイメージしやすくなるという利点が伝わったようなので良かったです。
第9回:様々なデザインパターン
最後の9回目は、7回目と8回目で紹介できなかったデザインパターンを、時間の許す限り紹介したり演習を通して理解を深めてもらいました。
デザインパターンはオブジェクト指向を理解していないとなかなか理解するのが難しいためか、理解度にはばらつきがありました。ただ、デザインパターンを初めて学んだ人にとっては新しいことが知れて良かったという方が多かったです。
まとめ
実際の講座ではスライド資料の他に、演習用の資料やソースコード、演習の解答の資料やサンプルコード、補足資料など、色々と配布していますが、それらの資料は講座に参加いただいた方の特権としてここではとりあえず配布は控えておきます。
アンケート結果を見る限りは全体的に満足してもらったようなのでやってよかったとは思います。ただ、参加者が入社1年目の方から入社5年目の方までと幅広かったため、レベル感がバラバラで全員が満足できるような講座をするのが難しかったなという印象です。
それから、演習を入れると2時間はかなり短く、時間が足りない回が多かったです。
内容については自分の中で色々と改善点もあったので、改良していきます。
このnoteを書いている現在は2019年度の講座を実施中なので、それについてもまとまった段階でアップ予定です。
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