コーヒーは焙煎方法でこんなにも味が変わる!
エイプリルフールとはいえ、嘘の内容によっては取り返しがつかないことがあることを肝に銘じておきなさいと毎年思う喫茶店好きな関西人です。
#エイプリルフールに何があった
さて、今回は喫茶店紹介ではなく、「コーヒー豆の焙煎方法」についてお話しできればと思います。
たくさん喫茶店に行くようになり色んなコーヒーを飲んできましたが、「この前飲んだコーヒーと全然違う!」というような経験が多くありました。
これまでは特に気にせず飲んできましたが、この味の違いについて気になるようになり、その正体が何なのかを調べるようになりました。
もちろん、「おいしければいいよ」と言う方も多くいるかと思いますので、気になる方は是非読んでみてください。
『深煎り・中煎り・浅煎り』って何?
コーヒー豆の味が変わる要因としては『豆の違い』などもありますが、今回は『焙煎方法』についてフォーカスしてお話しできればと思います。
コーヒー豆の焙煎方法は大きく分けると3つあり、『深煎り・中煎り・浅煎り』があります。
コーヒーでよく聞く『苦味・酸味』などはこの焙煎方法で大きく変わってきているので、ここを知っているだけで「この人コーヒー好きなんだな〜」と思わせることができます。(通ぶることができるので、知っていて損はしない。笑)
そもそも焙煎とは、コーヒー豆を熱して風味や香りを引き出す加工方法のことを指します。焙煎によって豆の色や風味が変化し、深煎りになるほど苦味や渋みが増して、酸味やフルーティーな香りが減少します。
一方、浅煎りにすると酸味やフルーティーな香りが強くなり、苦味や渋みが少なくなります。焙煎の方法や時間によって、得られる風味や香りが変化するため、焙煎はコーヒーや紅茶、カカオ豆、ナッツなどの味わいを決定づける非常に重要な工程となります。
それでは具体的に『深煎り・中煎り・浅煎り』それぞれにどのような違いがあるのか、一つずつ詳しくご紹介していこうと思います!
深煎りの特徴
まず”深煎り”についてですが、文字通り最も焙煎する時間が長い焙煎方法となります。
コーヒー豆を深煎りすると、以下のような特徴があります。
①濃厚な苦味:
深煎りになるほど、豆の中に含まれるオイルが多くなります。このオイルが豆の表面に出てきて、コーヒーに濃厚な苦味を与えます。
②渋み:
深煎りにすると、コーヒーに渋みが出やすくなります。特に、煮出し時間が長い場合には、渋みが強くなる傾向があります。
③ローストの風味:
深煎りにすると、コーヒーにロースト※1の風味が出ます。ローストの風味は、コーヒーの中に含まれるショ糖が焦げた香りや、トーストしたパンのような香ばしい香りが特徴的です。
※1:焙煎によって生じる香りと味わいのこと
④酸味の低下:
深煎りになると、コーヒーに含まれる酸味が低下します。このため、深煎りのコーヒーは、酸味よりも苦味や渋みを楽しむことができます。
深煎りのコーヒーは、濃厚な味わいが特徴的で、カフェインの含有量も少なくなる傾向があります。ただし、焙煎の過程で、コーヒー豆に含まれる栄養素が減少するため、健康面には注意が必要です。
(個人的にはコーヒー豆の香りや苦味を感じられるので、深煎りが好きです)
中煎りの特徴
焙煎方法でいうと真ん中にあたる『中煎り』についてですが、
『深煎り』とは異なり以下のような特徴があります。
①バランスの取れた味わい:
中煎りにすると、深煎りよりも酸味やフルーティーな味わいが残りますが、浅煎りよりも苦味や渋みが強くなります。このため、バランスの取れた味わいが特徴的で、多くの人に好まれる味わいとなります。
②豊かな香り:
中煎りになると、コーヒーに豊かな香りが出ます。例えば、ナッツやチョコレート、キャラメルのような香りが特徴的で、コーヒーの香りを楽しむことができます。
③酸味の残存:
中煎りにすると、酸味が若干残ります。これにより、フルーティーな味わいが残る一方、深煎りよりもなめらかな口当たりが得られます。
④カフェイン量:
中煎りにすると、コーヒー豆のカフェイン含有量は、浅煎りよりも多く、深煎りよりも少なくなります。
中煎りのコーヒーは、バランスの取れた味わいが特徴的で、コーヒーの風味を楽しみながら、苦味や渋みも味わうことができます。また、コーヒーのカフェイン含有量が比較的多いため、気分をリフレッシュさせる効果も期待できます。
浅煎りの特徴
最後に『浅煎り』についてですが、以下の特徴があります。
①フルーティーな味わい:
浅煎りにすると、コーヒーにフルーティーな味わいが残ります。例えば、ブルーベリーやラズベリー、レモンなどのフルーツのような味わいが特徴的です。
②酸味が強い:
浅煎りにすると、酸味が強く残ります。これにより、爽やかな味わいが得られます。
③香りが豊か:
浅煎りにすると、コーヒーに豊かな香りが残ります。例えば、フルーツや花の香りが特徴的で、コーヒーの香りを楽しむことができます。
④カフェイン量:
浅煎りにすると、コーヒー豆のカフェイン含有量は、中煎りや深煎りに比べて多くなります。
浅煎りのコーヒーは、フルーティーな味わいと爽やかな酸味が特徴的で、豊かな香りを楽しむことができます。また、コーヒーのカフェイン含有量が比較的多いため、気分をリフレッシュさせる効果も期待できます。ただし、浅煎りのコーヒーは深煎りに比べて苦味や渋みが少ないため、そのままでは多くの人には物足りない味わいとなる場合があるため、お好みで調整することができます。
まとめ
このように焙煎について簡単に説明してきましたが、もっと細かく言うと浅炒りから深炒りまで8段階あります。
詳細を知りたい方は下記のリンクから見ていただくとわかりやすいと思います。(私もこれを見てなるほど〜となりました。笑)
コーヒーひとつを取っても色んな味があり、苦味や酸味、フルーティーな香りなどなど色んな楽しみ方があります。
私もまだまだ勉強中ですが、これからコーヒーを知りたいと思っている人は手始めにこの記事を見ていただけると嬉しいです!
市販のコーヒーでおすすめも貼っておくので、もし良ければ飲んでみてください!
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