やはり、手持ち用双眼鏡で星空を流して見るのって面白い。
双眼鏡を手に取って握る。
夜空の見たい方向を眼で眺める。
見たいと思った場所へ握った双眼鏡を向ける。
キラキラと輝く星粒。
見たい場所は視野の中にあるはず。
じっくりと探す。
暗闇に眼が慣れてくると星数が増えてくる。
視野の周りをぐるりと見回すと…
「あ、なんだ。もう真ん中に入ってたんぢゃん。」
と、思って凝視すると「ふっ…」と消えたように見える。
「え?」と思って周りを見回すと…見える。
じっくりと見たいのに、ジッと見つめると見えない。
けど、そこにあるのは分かっている。
見えたり、見えなかったりの繰り返し。
星空の中にあるいろいろな天体(星雲・星団・銀河など)を見つけるのって実に面白い。
イスの傍に置かれた珈琲に手を伸ばす。至福の時間。