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ラジオを始めてとても気になっていること

stand.fmのラジオも先日で3回目の配信となりました。ラジオと言っても、”がんばらないラジオ”なので、構成も何も考えずに突然始めたのでまだ番組として成立していない音声配信、のようなものです。私が一人でしゃべっているところはほぼ放送事故の連続ですが、やり続けてみないと見えないこともあるだろうし、ラジオとしてやってみたいことがたくさんあるので続けてみます。聴いてみよっかな!という奇特な方、stand.fm「スナックあつこ」で検索してみてください。

ラジオを始めてからすぐに、10年前に私が携わることができた仕事を思い出しました。

デイジー図書製作
印刷物を読めない人のための録音図書で、主に視覚障害者の方が扱いやすいように作られています。私の家族には視覚障害者がいるのですが、それでもその仕事をやるまでは、はずかしいことなんですがデイジー図書の存在を知らず。


デイジー用の特殊な機械があり、利用者はその機械で再生し好みの速度に変えることもできます。今ではラジコやポッドキャストとつないで楽しめる機能がオプションとして付いてくる機械もあるようで、時代が少し進んでいてうれしい。
私の作業はボランティアの方が朗読した音声を、PCに取り込み、音声を聞きながら朗読された本を目で追い、構成・編集。

・タイトル
・著者名
・前書き
・目次
・章
・節
・項
・奥付
などにレベル分けの構成をします。
他にも音声の編集がありますが、私はその作業が大得意というか大好きでした。


口中音、リップノイズとも言いますが(口の中のペチャリという音)、
息継ぎ音、”です”などの”す”のあとにどうしても入る異音のようなも、などなどをカットしたりイコライザーでうまく調整し、次の音に繋げる。なんなら、間も作る。私にはとても熱が入る作業で、そこまで丁寧にやらなくてもよいと言われても緻密に滑らかにしたくてがんばっていました。つもり、の自画自賛。

朗読される方々はボランティアですが、普通の人が読む朗読より慣れていらっしゃるのでもちろん聞き取りやすいです。それでも発声のプロではないので、ノイズレスはなかなか難しいのでしょう。
朗読の現状はわからないのですが、もしかしたらプロの方も朗読されているかもしれません。それでも整える作業は行われていると思います。

ちょっと話がそれますが、勝手な発言とはわかっていますが、
このデイジー図書製作、私は東京で図書館派遣業の短期スタッフとしてお給料をいただいていましたが、リモートでできる作業だと思うのでどこかの会社が請け負い、経験者に作業を仕事として委託できるんじゃないでしょうか。
視覚障害者以外に、弱視の高齢者の方も必要とされていると思うのでこれから必要とされる方は増えるかもしれません。

「スナックあつこ」はiPhoneに小さなモノラルマイクをつけて収録しています。リップノイズカーーーット!ってやっけになっていたことを思い出し、なんとかカットしたいのですが、さすがのiPhoneでも編集に限界があります。しかも一発録音というのを自分のルールとしており、他の人が聴いても気にならないかもしれませんが、ああ、この息継ぎ、口中音、、、あああ!!ってカットしたくてもだえてしまいます。

声が小さいのでマイクにどうしても近づいてしまう、っていうのも原因なんですが。

自分の声をカセットテープに録音したことありますか?私はよくラジオのDJごっこをしていたんです。自分のトークを入れてからテレビの音楽番組を待ち、テレビの前にカセットデッキを追いて収録。あのアナログ録音にはリップノイズは入らなかったと思うんですよね。でも、”あつこ!お風呂入らんね〜〜!” ”あつこ!ご飯できたがね〜〜!” ”な〜〜んしちょっとね!”というネイティブノイズ?はたくさん入りましたけど。

*topの写真は父親のカセットテープですが、久しぶりにかけてみたらちゃんと聞けました!

いただいたサポートはこれからも来双船がよい出会いができるよう、心から感謝しながら使わせていただきます!