私はいつ大人になったんだろう
自分が子供(青年含む)から大人になった瞬間っておぼえてますか?もしくは、そのまんまの自分ではない、「動物的」なところがなくなり「色気」ととか「世間体」とかを意識し始めたときって覚えてますか?
そんな人いないか・・・。
みんないつ”大人”になったんだろう。
漢字に書くと 大きな人 たったそれだけの情報。なんか頼りない・・・
先日、ある方のトークイベントに行ってきました。トークの中で「自分の真価?本質?(ちょっと表現がちがいますが、近い意味だと思います)は子供のころに好きだったことに眠っていて、”8歳”までの行動パターンにある」ようなことをおっしゃっていました。
つまり、誰に頼まれるわけでもなく、勝手にやっていたこと。
(その方に、春に直接お会いしててその際にも8歳までの自分の話を聞いたのですが、別の記事にも書きましたが、困った事に私は幼い頃から胃痛に支配されていたのでほとんど記憶がない。でもそれからずっと思い出そうとしています)
会場には200人以上の人。私は「ちょっと待った!この中で自分の8歳までの事を覚えている人ってどんだけいますか?」って聞きたかった。
トークイベントの会場に向かう電車の中で読んでいた本に、児童文学者の石井桃子さんが残された
「おとなになってから 老人になってから あなたを支えてくれるのは子供時代の『あなた』です」
という言葉が書いてあったんです。同じ日に”子供時代”という言葉が自分に入ってきたことで、もう私は私の子供時代をなかった事にできないな、しちゃいけないな。確実にあった、過去。
小さなカケラでもいいから拾い上げてみよう。
数十年ぶりに子供時代のアルバムを開けてみました。
そこにはほぼ知らない子供が!
3、4歳?保育園の遠足だと思います。うちは父親が家にいる家庭だったので、父が同伴したのかも、それが不満なのか?口角が下がってます。(笑
たぶん同じくらいのとき、いとこと。
何かがやはり不満の様子。眼を飛ばしてます!
しかし、この格好・・・何があったんだ?!
これ何mix?何スタイルっていうんだろう。
胃が痛かったでしょうか?だいぶ吠えてますね。
吠えるは眼を飛ばすは、、ちょーヤンキーちびっこですよ!
5歳くらいかもしれません。おそらく、まちの広報誌。
飛び出し注意!の記事ですが、何か一皮むけた様子。
なぜか目をキラキラさせながら、我先に飛び出す気マンマン!
他の幼児たちはかったるそうです。
余談ですがこれくらいの時、なぜかメガネをかけた中年男性が怖くて泣け叫んでました。それだけはすごく覚えてます。
何歳かわかりませんが、徐々に何かが変わってきてます。この頃の写真はほぼ、こんな風にピースサインでみんなから笑いが欲しいのか”変顔”。
7歳 弾けてます、初めて雪見たんだと思います。自宅にて
8歳
不思議なことに、8歳くらいまではほとんどピースサインでずいぶん楽しそうです。もしくは、カメラを向けられたら何かをしないといけない症候群?サービス精神?だったのかもしれません。
初めてこうやって自分の子供時代を振り返ってみましたが、自分が思っていた子供と少しズレがありました。
いや、本当は記憶があるのかもしれないけど、なかったようにしている歪み、なのかもしれない・・・。
それが今、確実ではないけれど修正されようとしています。自分なのに、自分の過去なのに、おかしな話です。
そして私はいつ大人になったんだろう、どのアルバムを開いても教えてはくれません。(笑
ちょっと話がズレますが、このトークイベントの休憩時間になぜか隣に座っている人に話しかけてしまいました。
私たちは遅れて会場入りしたので、一番後ろの列の端っこに座っていたため会場全体が見渡せました。
私「すごい人の数ですよね」
Aさん「すごいですよね、(ふぁ、っとあくび)」
私「あ、最初の方ほとんど寝ちゃってました・・」
Aさん「ふふ、私も同じです」
と、初対面なのでなぜ今日はこのイベントにきたのかお互いシェアしたところで、
Aさん「なんか。。。何ものですか?何されてるんですか?ただ者ではないですよね、きっと。」
私「え!?今日の服で?(アフリカンスタイルだったので)何者でもないです、田舎者ですよ!」
Aさん「いえ、服ではなくて、醸し出しているもので、です。ただ者ではないはず」
初対面の相手に何ものですか?と尋ねるあなたこそ何ものですか?と聞きたくなりましたが、トークイベントの後半が始まり聞けず。
どんな風にただ者ではない、なのか気になりましたが、
自分の側面を知る方法として、初対面の人に自分がどう見えるのか聞いてみるのもおもしろいかもしれない、と思ったできごとでした。
なかなかできないかもしれませんが。
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