生き物の基礎知識のススメ

そろそろ、大学の次年度のシラバスを
決めなくてはいけない時期だからか、
今朝はこんなテーマになりました。

もうずっと前、こんなことがありました。

あることで、雑誌の記者さんと雑談していて、
流れから、こうお伝えしました。

「もし、自分に自信がなくなったら、
生化学をちょっとかじってみるといいですよ、
生物がどれくらいよくできているか、
実感できるので。
そうすれば、自分だって捨てたものではない、
と思えるはず」という感じのこと。

その時の反応は、今でも覚えています。
たぶん、心の声は、
「あんまり役に立たなそうな、アドバイスかも」
（ごめんなさい、苦笑）。

ですが、今でも、その考えはあまり変わりません。

生きていると、いろんなことがあって、
特に現代は、他人の弱みを刺激して
コントロールし、経済に結びつけたい、
ともくろむ人があふれています。

それも、使えるものは何でも使え、
で、認知心理学など科学的な知見も
豊富に取り入れられて、
かなり念入りな作戦が立てられています。

だから、勉強にはイヤな思い出しか
なかったとしても、
少しずつでも学び続ける方が、
自己防衛に役立つ気がします。

生態学、生理学、生命科学（生化学）などは、
グループ的には、生物学の中に入ります。

それらをむずかしい勉強にしないで、
気楽に少し触れてみる、というのは、
オススメです。

大人はもう、自分勝手に、
興味を引かれる、やりたいことを
探求すればよし。

その際に、注意したいのは、
どのような、誰が書いたテキストを
選ぶか、と思います。

ときどき、思い込み？な持論が、
かなり確信的に展開されていることも、
ないわけではない、と思うので。

誰が言うか、でなく、
言っている内容を聞け (理解せよ)
というような言葉がありますが、
本当にそうだと思います

学び、基礎知識をもつことの
意味、価値は、
この人の言っていることは、
どうもおかしい！
と感じられるようになること、
と思っています。

もともと、そういう嗅覚というのか、
センスというのか、鋭い人もおられます。

が、多くの場合、学ぶことで、
おかしな話には、
頭の中でアラームが鳴るようになる、
気がします。

これは生き物が生き延びる、
特に人間のように、
生きるという行為が
複雑化してしまっている生物にとっては、
重要なことでは？

とはいえ、仕事に必要としない勉強、
特に、生物学的なことって、
今さら？ めんどくさい、と思いますよね。

なので、エッセンスだけでも、
ここで書いていきたいな、
と思っております。
なかなか、書けておりませんが…

このような記事を読んで下さる方は
どんな関心や疑問を
もたれているのでしょう？

他の人は、自分の思いもよらない
疑問をもっていたりするので。

そういう今までになかった視点で
探求してみるのも楽しそうですね。

個人的な趣味、感覚ではありますが、
生き物のことを知るのは、
ほんとうにおもしろいです。

やってみる価値は大あり、
と、生物学を推し活してみましたが、
少しは心が動きましたでしょうか（笑）。