考古学について語る(2023.1.22)イベントレポート

こんにちは、学問バーKisi 店長の豆腐です。
寒波到来ということで東京はものすごい寒さですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか……!
体調など崩されないよう、暖かくしてお過ごしください。

さて、本日は1月22日に行われたイベント「考古学について語る」のレポートをお届けします。
日替わりバーテンダーを務めてくださったのは、フリーランスの研究者として考古学研究に従事しておられる吉永亜紀子さんです。

吉永さんは動物考古学という分野がご専門でいらっしゃるということで、当日は現生のイノシシやシカの骨格標本、魚類の骨や貝殻などを持参くださいました。
これらの現生標本は、遺跡から出土した過去の動物遺体との比較・対照に用いられるものであり、考古資料からさまざまな情報を得るうえできわめて重要な役割を担うのだそうです。

持ち込んでいただいた標本の数々

当日ご来店くださった方からは「そもそも動物考古学というジャンルがあること自体知らなかった!」といったお声も聞かれ、皆さん日替わりバーテンダーさんのお話に終始目を輝かせながら耳を傾けておられました。
ちなみに日本動物考古学会のホームページによれば、動物考古学とは以下のような学問領域です。

「動物考古学」とは、遺跡から出土する動物遺体(主に骨、歯、角、貝殻)から、人と動物の関係の歴史を考える考古学の一分野です。動物遺体を扱いますが、研究の主体はあくまでも人間であり、動物に関連した過去の人間活動を復元することを目的としています。

日本動物考古学会HP「概要」より

また、当日は吉永さんが提案して作ってくださった竪穴住居址内貝塚タルトを当日限定で提供しました。
実はかなり細部までこだわったこのタルト、注文くださったお客さんは日替わりバーテンダーさんから直々に解説を受けながら楽しんでおられました。

当日限定の「竪穴住居址内貝塚タルト」

ご来店くださった皆さん口を揃えて「すごく面白かった」とおっしゃっていただくなど、非常に有意義なイベントになったかと思います。

吉永さん、あらためてありがとうございました!


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