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5年『命の種を植えたい』【生命の尊さ】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『5年「命の種を植えたい」【生命の尊さ】の授業はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
『生命の尊さ』は、今回の指導要領改定の目玉の1つで、
重点項目として扱われている教科書が多いです。
背景には道徳の教科化のもとになった
「いじめの問題」があります。
この『生命の尊さ』をとおして、
自分だけでなく、
身近な人や自然の命の尊さについて
深く考える経験をさせたいですね。
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「生命の尊さ」
5・6年の目標・・・・
生命が多くの生命のつながりの中にある
かけがえのないものであることを理解し、
生命を尊重すること。
5年生「命の種を植えたい-緒方洪庵-」(日本文教出版)
「命の種を植えたい-緒方洪庵-」あらすじ
江戸時代後期、天然痘という病気が多くの命を奪っていた。
医師の緒方洪庵は、そんな現状を残念に思っていた。
ある日、イギリスで発見された予防法が日本にも伝わってきた。
高い知識と技術が必要で洪庵は必死に勉強しました。
京都の医師に種痘の種をくれるよう頼んだり、
新しい予防法のため人から怪しまれたり、
効果を啓発するポスターを作っても破られたり、
弟子が去っていたりと、苦難の連続でした。
しかし、1年ほど経って、徐々に洪庵のもとへ
1人、1人と患者がやってきました。
効果が現れ始め、多くの人だけでなく
政府もその活動を認めました。
2 内容項目と教材
・この教材は、なんと「生命の尊さ」です。
緒方洪庵のあきらめない心を一番に感じてしまうので、
A「希望と勇気、努力と強い意志」ではないのか?
と思う人も多いでしょう。
・つまりそれだけ、この教材は
多面的・多角的に見ることのできる教材だということです。
・他にも、郷土のために働くことから、
C「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」もあるでしょう。
種痘という自然の力を頼る姿から、
D「自然愛護」を感じる子もいるかもしれません。
・いろいろな内容項目が入っているので、
多様な意見がでることでしょう。
・授業の核は「生命の尊さ」ですので、
『緒方洪庵は、目の前の患者の命を救った。
その行動は、今と未来の架け橋になった。』
という核をもっておけばOKです。
そこから、
『自分の命は過去の数え切れない人から受け継いだ命で、
未来の数え切れない命につながっていく、
命のリレーだ。』というような
抽象概念をまとめにできるといいですね!
・いくら話がそれようと、
☆緒方洪庵は、どんな未来を想像していたの?
☆なぜそこまで一生懸命になれたの?
と、未来や、今頑張っている理由を問うことで、
議論を本筋に戻すことができます。
・安心して、子どもの発言を受け止めましょう!
・様々な視点から出てくるので、
その全てを書くと多岐に渡り、
この記事がとても長くなるので割愛します。
・『緒方洪庵は、目の前の患者の命を救った。
その行動は、今と未来の架け橋になった。』
『自分の命は過去の数え切れない人から受け継いだ命で、
未来の数え切れない命につながっていく、
命のリレーだ。』
この柱だけは、ぶらさないようにしてくださいね!
3 導入
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