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1年「たのしいがっこう」【よりよい学校生活】の指導案はこうする!


こんにちは。
今日は『1年「たのしいがっこう」【よりよい学校生活】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今回の内容項目のキーワードは
ズバリ「想像力」です。

これだけを押えれば、
この内容項目は恐くありません。

難しいことほど、シンプルに考えられる人は、
思考がスッキリしている証拠です。

この記事を読んだら、
きっと頭がスッキリすることでしょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「よりよい学校生活、集団生活の充実」
1・2年の目標・・・・先生を敬愛し、学校の人々に親しんで、学級や学校の生活を楽しくすること。

1年生「たのしいがっこう」(日本文教出版)

あらすじ
「いちねんせいになってたのしいことは、どんなことですか。」
入学式の様子、教室での学習の様子、水泳の様子、休み時間の様子、給食の様子など、楽しそうな学校生活の挿絵が載っています。

2 内容項目と教材

1年生になって初めての道徳です。
つまり、小学校で初めての道徳となります。

記念すべき第1回目の内容項目は、
「よりよい学校生活、集団生活の充実」

これから始まる6年間の学校生活が、「楽しそう」と
希望あふれるものになるよう、子どもたちの想像を目一杯膨らませましょう。

子どもたちは、この挿絵の中で経験しているものもあれば、
そうでないものもあるでしょう。

【経験しているもの】
・入学式
・教室での学習
・休み時間
・給食

【経験していないもの】
・水泳の学習

入学したばかりの1年生にとっては、
経験したことよりも経験していないことの方が圧倒的に多いです。

・スポーツテスト
・運動会
・学芸会(学習発表会)
・参観日
・人前での発表 etc...


このような経験していないことを想像して発表することが、
この授業のメインの活動となります。

例えば、「運動会が楽しみ!」と言った子がいるとします。
すると、「運動会のどんなことが楽しみですか?」と返します。
※発表は他の子でも構いません。追い詰めないようにしましょう。

すると、「かけっこ!」などと具体的に想像したことが返ってくるでしょう。
そこで教師は、「頑張って走っている姿をたくさんの人に見てもらえますね。」と
『人とのつながり』を意識して返します。

目標に「学校の人々に親しんで」とあるとおり、
学校は多くの人とつながっています。

友達、先生、上級生、保護者、地域の人etc....

学校生活の全ては、誰かと必ずつながっています。
子どもたちが発表する「学校の楽しみ」は、
自分が主体となっていますが、
その内容に対して教師が『人とのつながり』に気づかせることで、
さらに学校の楽しみが増えるのです。

・入学式では上級生とつながっている。
・授業では先生や友達とつながっている。
・休み時間は友達や上級生とつながっている。
・給食では友達や給食を作ってくれた人とつながっている。

このようなつながりを意識することで、
楽しみがより深くなるし、つながる人に目が向くようになります。

学校で楽しみなことを発表し、
人とのつながりを意識できる返しをする。

この流れを繰り返すだけで充分、よい授業になるでしょう!

3 導入

T:教師 C:子ども

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