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5年『真由、班長になる』【よりよい学校生活】の指導案はこうする!

こんにちは。
今日は『5年「真由、班長になる」【よりよい学校生活】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。

今回の内容項目は、
キーワードは「他者意識」です。

これだけを押えれば、
この内容項目は恐くありません。

難しいことほど、シンプルに考えられる人は、
思考がスッキリしている証拠です。

この記事を読んだら、
きっと頭がスッキリすることでしょう!

では、解説です!

1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ

順番に解説します。

1 教材について

5年生「真由、班長になる」(日本文教出版)

C 主として集団や社会との関わりに関すること
「よりよい学校生活、集団生活の充実」
5・6年の目標・・・・
先生や学校の人々を敬愛し、みんなで協力し合ってよりよい学級や学校をつくるとともに、
様々な集団の中での自分の役割を自覚して集団生活の充実に努めること

「真由、班長になる」あらすじ

真由は、「びわ湖フローティングスクール」に参加する。
大型フェリーでの洋上研修だ。

となりの小学校の人と一緒に班を組んで活動する。
真由は8人の班の班長になった。

港に停まり、町を探索する「タウンウォークラリー」が始まった。
健人たちは先を急ぎ、和也たちはじっくり回っている。
行動がバラバラになっている班をまとめようと
真由は注意をするが、みんな口々に不満を言い、
逆効果になってしまう。

真由は、班長としての自分を振り返る。

その後、びわ湖のプランクトンを観察する活動があった。
おとなしい美菜に、なかなか顕微鏡の順番が
回ってこないことに気付いた真由は、
健人に思い切って注意をする。

健人は美菜と順番を変わり、
美菜は真由と目を合わせてにっこりと笑った。

2 内容項目と教材

・「よりよい学校生活、集団生活の充実」というと
かなり広い範囲のことを言っているように感じることでしょう。

・しかし、意外とそうではありません。
子どもの立場に立ってみると、
集団の種類は違えど、
『自分らしく振る舞えばよい』という本質は変わらないのです。

・しかし、「自分らしさ」を集団の中で発揮する上で、
最低限気にしなければならないルールやマナーがあります。

・その大切な心を考えることが、
この内容項目なのです。


・教材を見てみましょう。
真由は、最初のタウンウォークラリーの失敗を反省して、
プランクトン観察では行動を改善しています。
なにが、どのように変わったのでしょうか。


・班長としてはっきり注意する、という事実は
変わっていないように思います。

・真由は、初めは班長としての役目を果たそうと、
自分本位で注意をしていました。
やるべきことを優先して、班員の思いは後回しにしていたのです。

・しかし、それではだめだと気付いた真由は、
「みんなに気を配る」ことを大切にします。
この他者意識が、集団の中ではとても大切です。

・班長であってもなくても、
相手はどう思うか、どう感じているか、と
気にする心、つまり他者意識は
集団の秩序を保つために大切なことです。

・この「人を意識する心」を、
子どもには気付いてほしいですね。

・勘違いしやすいのですが、
「他者意識」に目を向けたからといって、
なにか行動を起こすことが正解なわけではありません。

・「相手を思う心」も他者意識ですから、
表面的な行動はなにもない可能性があります。

・行動を強制するのではなく、
「集団の中の自分は、他者意識が大切」
ということに気付ければ、OKです。

・この内容項目は重点項目なので、次回もあります。

・『真由、班長になる』では、
自分は集団の役に立つために大切なことや心はなにか、を押えます。
次回の『森の絵』では、集団の役に立った上で、
集団をよりよくするために大切な心は何か、を押えます。

・先ほども言ったとおり、集団の役に立つために
大切なことは、他者意識でしたね。
このことを押えておいて、
授業に臨みましょう!

3 導入

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