中学3年「道徳の学びを振り返ろう」の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は
中学3年「道徳の学びを振り返ろう」の指導案はこうする!
このテーマで教材解説をします。
約1年、道徳の学習を重ねてきました。
子どもたちは卒業を目の前にして
様々な思いを抱えていると思います。
広い視点で捉えられる教材で
・これまでに心に残った道徳
・自分の道徳観
等を振り返る機会にしましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
内容項目:なし
「道徳の学びを振り返ろう」(光村図書)
あらすじ
アンジェラ・アキさんの曲「手紙〜拝啓十五の君へ」
が紹介されています。
十五歳の僕と大人になった僕のやりとりを歌った曲です。
1番
十五歳の僕から大人になった僕への手紙
だれにも打ち明けられない悩みを相談している。
2番
大人になった僕から十五歳の僕への手紙
大人になった僕にしかできない、十五歳への僕を励ましの手紙。
笑顔を見せて、今を生きていく。
2 内容項目と教材
道徳の学習も31回目となりました。
子どもたちは、卒業を目の前にして
様々な思いを抱えていることでしょう。
タイトル通り、「道徳の学び」を振り返る時間になればいいですね。
アンジェラアキさんの「手紙〜拝啓十五の君へ〜」
この歌詞は示唆に富んでいて
子どもたちは個々に、どこかの歌詞が心に残ることでしょう。
あなた
自分
僕
様々な一人称が出てきます。
今の自分自身が呼びかけられているようにも感じるし
過去のあのときの「僕(私)」を思い浮かべることもあるでしょう。
歌詞を理解することではなく
「心に残った歌詞の1フレーズ」を見つけて
その理由を考える活動が有効でしょう。
また、それに関連して
これまでに学習した道徳の教材を思い出し
「心に残った教材」を考える活動も入れるのもいいですね。
道徳はA〜D、4つの視点があります。
A:自分自身に関すること
B:人との関わりに関すること
C:集団や社会との関わりに関すること
D:生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
この4つのうち、子どもたちはそれぞれ
大切に思うものが違います。
その価値観が、「心に残った教材」として表出するのです。
①「道徳の学びを振り返ろう」でどの歌詞が心に残ったか
②これまでの教材でどれが心に残ったか
この2つを聞く前に大事なことがあります。
それは、
「教師自身が考えをもっておくこと」
特に①②共通して「教師として」ではなく
「一人の人間として」の価値観で意見をもつこと。
教師としての価値観だと
①なら
「みんなはきっと将来、いい人生を歩める。その時にこの言葉を思い出してほしい」
②なら
「この教材は、みんな意見を発表して盛り上がった」
という感じで、子どもには共感しにくいものです。
それよりも、人生の先輩として、
価値観をさらけだして、一人の人間として意見を伝えましょう。
その方が、子どもたちの心には残るはずです。
導入のアイディアとして、
実際にこの曲を流すことも考えられますが、
わたしはおすすめしません。
曲を知っていなくても歌詞を熟読すれば
思いは感じられるし、
曲を流している時間は互いの意見を
聞き合う時間に充てたいからです。
教師も子どもも、この一年を振り返って
自分の価値観を固める時間になればいいですね!
3 導入
T:教師 C:子ども
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