4年『鳥にのこしたかきの実』【自然愛護】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は、
『4年「鳥にのこしたかきの実」【自然愛護】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
「自然愛護」は、Dの視点です。
Dは、感動や生命の尊さ、そして自然愛護など、
崇高なものとの関わりです。
結論から言うと、
言葉にすると安っぽくなるため、
まとめは無理に言葉にしなくてよい。
これをまず、覚えておいてください。
「命は大事」
これは、子どもは授業を受けなくても知っていることです。
「感動することは素晴らしい」
これも、知っています。
「自然は大切」
これも、わざわざ道徳で扱ってもらわなくても
知っていることです。
これらのことを、45分かけて確認しても、
面白い授業になるとは思えません。
知っていることの確認ではなく、
なぜ大切なのか、なぜ素晴らしいのかという
理由を議論することで、本質に迫る視点であることを
押えておきましょう。
それでは、教材を使って詳しく解説します。
目次です。
1 教材
2 内容項目
3 発問
4 まとめ
1 教材
今日の教材は、
4年生『鳥にのこしたかきの実』(光文書院)です。
内容項目
D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
「自然愛護」
3・4年生の目標・・・・自然のすばらしさや不思議さを感じ取り、自然や動植物を大切にすること。
2 内容項目と教材
・「自然愛護」は、人と自然の関係をまずは考えなければなりません。
自然と人は、対等な関係なのでしょうか。
それとも、人が上? 自然が上?
考えてみたいですね。
「自然保護」という言葉があります。
保護とは守ること。
ということは、人が自然を守るから、人の方が立場が上なのでしょうか?
・結論を言うと、自然と人は、どちらが上ということはなく、
さらに分けるものでものでもなく、自然と人は共存するもなのです。
自然の中に人がいて、自然と一体となっているのです。
・授業をする際は、授業者は、人と自然と分けて理解するのではなく、
共存している、さらに自然の中に人がいる。
人は自然の中に生きている存在である、ということを押えておく必要があります。
・さらに、自然の不思議さ(神秘)は、言葉では表せないものや、
解明されていないことが多くあります。
人の力が及ばない、人の理解を越えた世界があること。
それを「不思議だな」と思えるように子どもの理解できる言葉で
迫っていく必要があります。
・ここでは、
「鳥は渋柿を見分けられること」
「雪があたれば柿が甘くなること」
「自分の分だけ食料をとること」
などが、自然の不思議なこととして、
子どもたちの印象に残るでしょう。
・道徳の時間では、その理由を解明することが目的ではありません。
誰にも教えられていないのに、分かっていること。
それは人間とは違う能力であり、
生き抜く知恵として必要な能力である。
人には持っていない能力であるため、
尊重すべき能力とも言えます。
「自然の生き物だからできて当然だろう」と
今までざっくり理解していたことを、
「改めて考えると、不思議だな。」
「なぜ鳥はわかるんだろう。」
「自然って不思議なことがたくさんあるんだな。」と
疑問や感想として捉えることになります。
この受け止め方の転換が、大切なのです。
・不思議だな、すごいな、と感じたら、
もっといろんな知らないことがあるかもしれない、と
想像を膨らませます。
そして、その事象を大切にしようとできることから
行動しようとします。
・自然の不思議さに気付いたら、大切にしたいという思いは
自然に心の中から湧き出てくるものなのです。
教師が、「自然を守るために、これから自分ができることを書きましょう」と
強制して書かせなくても、子どもは自然発生的に行動するのです。
・道徳は宣言させてはいけない、と言われることがありますが、
これらのことが理由です。
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