4年『交かんメール』【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案はこうする!
こんにちは。
今日は『4年「交かんメール」【よりよい学校生活、集団生活の充実】の指導案はこうする!』
このテーマで教材解説をします。
「いいクラス」とはよく言いますが、
「いいクラス」ってどんなクラスのことでしょうか?
ケンカのないクラス?
仲間外れのないクラス?
みんな一生懸命なクラス?
定義はきっと曖昧ですが、
押さえるべきポイントは、あります。
今日は教材解説を通して、
「いいクラス」について考えていきましょう!
では、解説です!
1 教材について
2 内容項目と教材
3 導入
4 発問
5 まとめ
順番に解説します。
1 教材について
C 主として集団や社会との関わりに関すること
「よりよい学校生活、集団生活の充実」
3・4年の目標・・・・先生や学校の人々を敬愛し、みんなで協力し合って楽しい学級や学校をつくること。
4年生「交かんメール」(日本文教出版)
あらすじ
まりさんの学級では、総合的な学習の時間にインターネットを使って「地域による学校生活のちがい調べ」をします。そこで姉妹校である北海道の美雪小学校にメールを使ってお願いすることになりました。
2日後、返信がきました。メールによると、10月にも雪が降ること。冬には体育でスキーをすることなど詳しく紹介されていました。
「わたしたちの学校の様子も伝えたい。」
でも、これまで自分たちの学級のよさについてあまり考えたことはなかったように思えてきました。するとまりさんが言いました。
「わたしたちの学級のよさは、毎日みんなが仲よく力を合わせていることだと思います。それを伝えてはどうでしょうか。」
みんなも納得し、次のことを伝えることになりました。
①毎朝、学級の歌を仲良く歌っていること。
②交代で金魚の世話をしていること。
③「みんな遊び」といって仲間はずれのない遊びを工夫していること。
メールでこれらのことを動画とともに伝えました。
すると、「今度は動画を使って直接話をしませんか。」という提案が返ってきました。
次は、動画でどんなことを交流しようか、学級のみんなと相談するのが楽しみです。
2 内容項目と教材
学校が題材の教材は、自分たちの学校と比べてしまいます。
しかし、教材は教材、自分たちの生活は生活、と分けて考えましょう。
教材から学べるものを抽象化して、自分たちの生活にも使える価値を吸い出すイメージで授業を展開しましょう。
結論を言います。
この教材では「客観的な視点」をキーワードにしましょう。
4年生にとっては「客観的」と言われても難しいので、
・人から見た自分
・自分たちは周りからどう見られているか
・自分が見た自分と、人から見た自分
など、子ども視点の言葉に置きかえてください。
まりさんのクラスでは、北海道の美雪小学校との交流で自分たちのよさを見つけるという状況になりました。
これは交流という活動がなければ、考えることはなかったものです。
学級という集団は、自分が所属していて毎日過ごすもの。
仲の良い友だちがいたり、先生がいたりして、「空間」や「環境」として認識をしています。
自分が過ごす空間の「よさ」を改めて考えて言語化する、という活動は意図しなければできないものです。
そういった意味で、交流活動は相手のことを知るだけでなく、自分たちのよさも知ることのできるよい活動であると言えます。
自分たちのよさを見つめるということは、自分たちを客観視しなければいけません。
集団には特徴(長所&短所)があります。
そして長所を見つけようとすると、「他よりもかなりすぐれているもの」をイメージします。
例えば美雪小学校のような雪にまつわる地域のちがい。
「そのぐらいインパクトのあるものは、うちの学校にはないなあ。」
と比較をして考えるとなかなか出てこないものです。
しかし、まりさんが言ったとおり、長所は特別なものではなくても、すでに持っているものだったり、何気なく意識していることだったりします。
まりさんのクラスでは、「仲がいい」という長所を、まりさんの発言でみんなが発見しました。
客観的な視点で見ると、「仲がいい」という長所は、どの学級でも目指しているものですが、もっているものではありません。
第三者の視点で考えることで、この長所を発見できたのです。
まりさんのクラスから学ぶことは、『仲のいいクラスになろう』ではありません。
「学級のよさは、特別なものではなく、もうみんながもっているもの。」ということです。
集団も結局は個人の集まりです。だから、他の集団がうらやましくなるし、劣等感を感じることもあります。それは全て、比較から生まれた感情です。
しかし、まりさんのように「特別なものでなくてもいい」ので、自分たちを見つめてみると、実は長所はもうすでにたくさんもっているものなのです。
今回の授業をきっかけにして、自分たちの学級のよさについて考えるといいですね!
3 導入
T:教師 C:子ども
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