2021_1128_本読み

11月28日(日)は下記を読みました。


山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎 編、岩波書店

登場の歌人:佐々木幸綱 高野公彦 福島泰樹 河野裕子 
古事記歌謡 倭建命 和漢朗詠集 白居易

近代短歌から、再び古代へ。歌謡・連句、の章になりました。
『和漢朗詠集』は、Wikipediaによると
〈藤原公任が漢詩、漢文、和歌を集めた、朗詠のための詩文集である。長和2年(1013年)頃に成立した。〉
とのことで、漢詩588、和歌216を収めてるそうです。「朗詠」ということがされていたのだな、と知り、検索で下のYouTubeを発見。(ちょっと味わえて、ありがとうございます。)
https://www.youtube.com/watch?v=Eb_GRfzCAT8

こんなふうに歌っていたのですね。
漢詩の多さが、その時代の貴族の「なにがかっこいいのか」ということが現れているのであろうな、と思いました。




はやしさん
『いしになった かりゅうど モンゴル民話』
大塚 勇三 著、赤羽 末吉 イラスト

冒頭は、浦島太郎か?というように始まったけれども、終わりは、人災・天災が多発する現代を思いました。



めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
第2部 節英はどのようにできるのか
8国際語としての英語とどうつきあうか
他者の力を借りつつ(autonomy)
(2137~2160/3674)

かっこ内のautonomyの意味を知らなかったので、調べると自律性、ということでした。
書かれていた内容は、まず自分の英語で書いてみて、しかるべき人(ネイティブチェック、というよりは、そこの場がわかっている人に)見てもらい、ちゃんと通じるようにするのが大事ということ。
日本語の見出しとかっこ内の英語が、ちょっとかけ離れていると感じました。ここの英語は必要なのでしょうか?




きよもとさん
『銀の匙』中勘助 作、新潮文庫
後編 九 十

納得のできないことは、先生にも意見する様子が、再々でてきました。
前回で、兄をはらうことができた、と思いましたが、まだまだでてきます。




山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、42ページ、
十 星崎の(千鳥掛)

この歌仙の最後の方を読みました。
「歌仙季題配置表」によると、発句がどの季節から始まろうと、最後は春で終わるんだな、と思いました。
名残の折の五句目は春の花、六句目(つまり最後、つまり「挙句」)は春、という季題になります。
「鴻」の注は『和漢三才図会』の引用でした。『和漢三才図会』名前だけしか知らなかったのですが、1712年に成立した日本の百科事典だそうです。明の『三才図会』を範として作ったとのことです。

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