2024_1023_本読み
<1617字>
冒頭の写真:
高さ1メートル以上の、巨大なカヤツリグサが生えてきていた。このあいだ家と取り壊して更地にしたところに。
画像検索すると、ヌマガヤツリというものらしい。河川敷など、定期的に表土がかくらんされるような場所を好む、と書いてありました。
この写真の場所は暗渠沿い。つまり少し昔は河原です。そのころの種が今になって発芽したのか、そんなに長く種は保たないかな。
(今回は(も?)バタバタしていて、書き出すのがとても遅くなってしまいました。しかも、このヌマガヤツリの写真撮ったの10月17日。半月前ですね。)
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10月23日(水)は以下を読みました。
『犬の心』
ブルガーコフ 著 石井信介 訳
未知谷
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今日から、II 。シャリクが博士につかまって、博士の看護士のジーナにあい、そして火傷の治療(シャリクからすれば「拷問されてのちの死」しか想像できない仕打ち)をされようか、というところ。
キーワードには、キリル文字、そしてかっこ内に日本語で意味、という書き方になっているので、読み終わるころには、キリルのアルファベットは読めるようになりたいな、と思います。
(音読した人:山崎)
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『Edge Life』
金星一 著
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11 偶然という必然
英語からのAI翻訳なので、原文はどんなふうに書かれてるのかな、と気になりますが、人生はなにが起きるか、ほんとうには全然わからないので、なにかに偶然であったとき、どうにか態度を決めねばならず、それが次の流れをつれてきてくれる、というのがありますね。
(音読した人:こいでさん)
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『ひらがなの世界─文字が生む美意識 』
石川九楊 著
岩波新書
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今回も、寸松庵色紙の中から。
前回と同様、また、書かれていない文字があります。
著者はそれについての理由を考えています。小松英雄さんの研究からの引用もあり、この一見して不思議な「脱字」についての解き明かしに、長い伝統があることが窺えました。
当時、文字を使いこなせるのは、限られた少数の人々で、そんな中では、このような不思議な書き方も、ごく共有しやすい「お約束」(とも思わないくらい当たり前のこと)だったのかも、と想像しました。
わからなくなったそれを研究で発見し、紹介してくれると、素人の私たちにも、なんかしゃれたことしてたんだな、と、わかる気がしてきて、楽しいです。
(音読した人:きよもとさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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今日は、この本ではなくて、『夏目漱石 (世界の伝記 コミック版 30) 』(文月 鉄郎 ・著、野網 摩利子 ・監修)からの、お話。子規がどうやって旅費を得ていたか、という辺り。句会の収入だったようです。句会に集まるのが、どんな人たちだったのかまで、ちょっとzoom越しで眺めるコミック紙面だったので、わからなかったですが、友達?
漱石・子規の書簡をみると彼らの上に「先輩」みたいな存在があまり感じられず、自ら時代を切り開いていく、といった気配です。
同時代の先達は居たのだろうか?
芭蕉もどうやって稼いでいたのか気になってちょっと検索。
こんな文章があったので読んでみようと思います。
『芭蕉の文化経済学』
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 闇の夜や巣をまどはして鳴く鵆 芭蕉 〉
まず、鵆(ちどり)が読めず。
和歌や日本画、浜辺が映ってる時のテレビ、など、そういうところでは姿や動きを知っている、ちどり。実物を見たことは、ほんの数回。そして、鳴き声のイメージが全くないです。
あたまに出てくるのは「ちんちんちどり」と「汝が泣けば」というフレーズで、前は北原白秋?後は柿本人麻呂。
よほど特徴的な、悲しげに感じる、鳴き声なのだろう、と知らない異国のもののように思いました。聞いてみたいものです。
(音読した人:山崎)