2023_1122_本読み
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冒頭の写真:
23日に行った、秦野の弘法山のルートから富士山がきれいに見えました。
日本は火山島、と思います。
昔はこの形は富士山、富士山といえば日本と思っていたけど、こういう形の山はけっこういろんなところにあるなぁと、グーグルアースなんかで思うようになり、その結果「日本は火山島」です。
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11月22日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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こんどは、ドゥンチリという人(多分いままでに登場したはずですが、記憶になし)が外貨を隠し持っている件で、舞台で吊し上げられます。
司会者の俳優の辛辣な追求ぶり。プーシキンの話題もだされ、プーシキンの社会的ポジションがわかっていたら、と思いました。自分から外貨を提出しはじめる観客もでてきます。
(音読した人:山崎)
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『喜多川歌麿女絵草紙』 藤沢周平 著
文藝春秋
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ついに幸七と結婚と誰もが思った、おくら。やはりというかなんというか、ここにきてまたまたあやしい雲行きに。
こちらもまもなく結婚という馬琴は、それをきっかけに番頭をやめ、もの書きに専念するという。
人間模様が交錯。
(音読した人:こいでさん)
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『あなぐまのはな こどものとも復刻版』
内田莉莎子 案 パウストフスキー 作
ワルワラ・ブブノワ 画
福音館書店
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アナグマがキャンプのジャガイモのフライパンで鼻を火傷するお話。というと昔話的に思うけれども、わりにリアルな絵で、淡々と書いてあり、小学生のまじめな日記のよう。
山崎は、23日のお休みに山にピクニックしたとき、登山経験豊富な友達がすぐ真横にアナグマがいておたがいに飛び上がってびっくりした、って話をしてて、ああ、この本って実話なんだな、と思いました。
アナグマは目がわるい(たぶん嗅覚も限定された力なのかな、耳も悪いのかな?)そうで、そんなことも起きがちらしいです。
(音読した人:はやしさん)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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今回の冒頭
〈 六月二十日(らしい)砂漠に行った次の日。〉
という、日付がはっきりしなくなってるのことに、旅のリアルな雰囲気を感じてしまいました。
銭高老人はタクシーを呼んでバザールへ行こうというが、添乗員はそれの方が時間がかかってしまうといい、結局歩いて行く。なかなか着かない。
こういう旅も人間関係がたいへんだなぁと思う。しかし、それを捉えて書きだす著者には材料だらけの旅の時間。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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奥の細道のからの句で、山形の紅花から作る紅粉が出ました。
法隆寺ご開帳 南無佛の太子を拝す
〈 御袴のはずれなつかし紅粉の花 千那 〉
と繋がっていました。仏像のすそに少し残っている紅色の彩色のことだそうです。
(音読した人:山崎)