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2024_0821_本読み

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冒頭の写真:
Googleアプリで写真検索して、シラフシラオビナミシャクであろう、とわかりました。時々見かけていたが、なにか小さい蛾の科の蛾であろうと思ってました。ナミシャクにもこういう模様のがいるんですね。


8月21日(水)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

年譜を読み終わりました。これで、読了。

今日の内容は、

1940年に48歳で没。
評価されだすのが、1960年代から。
『巨匠とマルガリータ』の完全版が出たのが1973年。そして1982年からアメリカのアルディス社よりブルガーコフ全集の刊行がはじまり、1987年に『犬の心臓』などソ連国内で発禁になっていた作品が次々に発表され始める、という流れで、なんというか、歴史を生きている作家と感じました。

次、SFだという『犬の心臓』を読んでみようかな。

(音読した人:山崎)





『ひらがなの世界─文字が生む美意識 』
石川九楊 著

岩波新書

はじめにーー文学と文字
を読み終わりました。書家が、ひらがなの起こりを探っていく本なのだな、とわかったのですが、山崎が思い出したのは、日本語の漢字の「読み」のあまりの多さ。
音だけを表すことのできる「ひらがな」を編み出した結果、漢字の方は意味を表しつつ、そこから連想できるどんな音で読むことも可能、となってしまったのだな、と思いました。

(音読した人:きよもとさん)





『Edge Life』
金星一 著


スティーブン・R・コヴィーの『七つの習慣』に影響を受け、実践してきた様子が書かれていました。
山崎はだらだら生きてしまっているので、苦手だな、と感じる本です。が、
著者はともかく前向きです。どのようにそれが描かれるのか、楽しみです。

この本を検索すると、アマゾンにありました。アマゾンのオンデマンド出版なのでしょうか。前に読んだ、チョムスキー『Syntactic Structures』が同じ体裁の深緑の表紙でしたから。(付記:今日(=8月28日)本読みの時、表紙を見たら、カラフルな表紙でした。一旦自費出版したあとは、アマゾンでオンデマンドで買える、というふうにしているのかな、と思いました。)

(音読した人:こいでさん)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

明治28年、漱石の42通目。俳句がつづきます。

〈 鵜飼名を勘作と申し哀れ也 〉

この、勘作、に注。注に、浄瑠璃『日蓮上人御法海みのりのうみ』の登場人物とありました。

そこで「浄瑠璃って人形浄瑠璃?」と読み手のめいさんのつぶやきがあり、あれ?どうなんだろう?と考えてしまいました。山崎、教養足りないです。

カバー袖に〈寄席の趣味を通して親しくなった〉漱石と子規、とあるのですが、寄席に浄瑠璃もあったかな?と思ったり、『銀の匙』に出てくる伯母さんなら、喜んで語ってくれたろうな、など思いました。

(音読した人:めいさん)





最後、いつもは芭蕉を読むところですが、本をちょっと離れたところに置いてしまったので、図書館から借りたブルガーコフの『犬の心臓』と『犬の心』の冒頭を読み比べてみました。ご想像のとおり、同じ本の別の翻訳です。2015年と2021年。
どっちかを読んでみたい。やはり新しい訳でしょうか?





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