2021_1124_本読み

11月24日(水)は下記を読みました。

山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎 編、岩波書店

登場の歌人:香川進 宮柊二 近藤芳美 高安国世 山崎方代 田谷鋭

山崎方代の〈こんなところにくぎが一本 〉の歌に、おどろきました。解説には、その歌人の生涯が短くまとめられていることが多いです。そのわずかなことを頼りに勝手に頭はイメージを作ってしまいます。




こいでさん
『振り子と坩堝』埴谷雄高 著、未来社
「カントとの出会い」昭和40年11月「カント全集月報」

刑務所に入っている時に、ドイツ語を学びながら、カントの純粋理性批判を読んだことが書かれていました。

〈鞭の連続打の的確さ〉

と、カントの文のわからなさのことが書かれていたのが印象的でした。アンチセティック(「断層」という意味?)とかパラロジズム(「一種の詭弁」のような意味?)とかの語も出てきてました。





はやしさん
『ゆうかんな3びきとこわいこわいかいぶつ』
スティーブ アントニー 著、 野口 絵美 訳、徳間書店

かいぶつがフードをかぶっていて、最後にご飯を食べるので、フードとフードを掛けてるのかな、とちょっと思いましたが、英語だとfood と hoodなので、きっと関係ないのでしょう。





めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
第2部 節英はどのようにできるのか
8国際語としての英語とどうつきあうか
何をしたいかを明確に(English for my purpose)
(2011~2055/3674)

空港の近所のレストランのウェイター、そして論文を書き国際学会で発表せねばならない自身の例を引いて、必要としている英語を学ぼうと提唱していました。






きよもとさん
『銀の匙』中勘助 作、新潮文庫
後編 三 四

同級の生徒をばかにしきっていた著者はしかし、蟹本さん、という山下清思わせるようなともだちに

〈心からませた同情を寄せていた〉

四 では、少しも気持ちに通づるところのない兄による行動の強制がとてもいやったらしく描かれていました。山崎は、小学生の時、やはり弟をいじめていたので、身につまされるというか、兄はなぜそうしてしまうのか、と思いました。

〈その年ごろの者がだれしも一度は持つことのある自己拡張の臭みをしたたかに帯びた好奇的親切……〉

と書かれていました。






山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、39〜40ページ、
十 星崎の(千鳥掛)


ざっと本文のみを音読しました。前の九が貞享4年11月6日、これは翌日11月7日。旅をしながら連日、その場所の仲間?弟子?たちと連句を巻いているということですね。

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