2024_0529_本読み
<1193字>
冒頭の写真:
近所の公園近くの電線に、すごい数のワカケホンセイインコ、そこに連続してムクドリもたくさんとまっていて、びっくりしました。
もう一度通りかかると、こんどは群で滑空していて、すごかった。
ムクドリの群舞は何度か見ているけれども、黄緑色の長い尾のインコの群舞はちょっと見たことのない迫力でした。
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5月29日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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例の50号室で動きがあり、ついにベゲモート(しゃべる巨大黒猫)が打ち取られたかと思いきや、一瞬で復活して大暴れ。
まるで今のアニメみたいな活劇でした。
アパートに突入する警官隊の武器はモーゼル銃。対するベゲモートはブローニング銃。これもソビエト当時の読者にはわかりやすい対比なのであろうな、と思いました。
(音読した人:山崎)
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『喜多川歌麿女絵草紙』 藤沢周平 著
文藝春秋
赤い鱗雲
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今回の「女」は、おしな。
歌麿という、女絵の名手が、どんなふうに「女」を見つけ出して、口説いて、モデルになってもらうか、という段で、とても面白かった。
(音読した人:こいでさん)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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いよいよ旅の最後の街?コペンハーゲンです。ストックホルムから飛行機で45分は、近いですね。
高層ホテルのやたらに気の利きすぎる給仕長に、飛行機酔いの残る百合子さんが、辟易する感じが面白かったです。
(音読した人:きよもとさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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都落ちした状況に、自然の美しさを重ねたり、さも私も知っている「漢詩」のイメージだな、と思いながら、聴きました。
漱石37通目の、たくさんの漢詩のうちの二つ目。
最後が、酔った自分を刀に映す、みたいな内容で、かなり怖い。やはり鬱の人、か。
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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梅、が続きます。
〈 はつ蝶や骨なき身にも梅の花 半残〉
初蝶という表現があって、梅に鳥というイメージはあっても、蝶というイメージは無かったなぁ、と思いました。
梅の咲く時期、まだ蝶は出てきてないでしょ、と思うのですが、
骨なき身、とは、羽化したてをリアルに描いていると思えます。
いつも参考にさせていただいてる現代語訳には、夫木和歌抄にある短歌のパロディとありました。何も知らないので、夫木和歌抄のウィキペディアを見ると、
〈動植物を詠んだ珍しいタイプの和歌も多く採録されている〉
とあり、そちらにもにわかに興味が湧きました。
この句は(中国から影響を受けた)平安時代(?)の和歌からの流れの、架空の蝶なのか、それとも現実に居た蝶なのか、が気になります。(まあ、句の本質からは離れることでしょうけど。)
(音読した人:山崎)