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『甦るフレーブニコフ』音読記録 (いきさつその2)
さて、なぜこの本を読むことにしたのか、
きっかけは、ヒッポファミリークラブを作った榊原陽さんの著書、
『ことばはボクらの音楽だ!』の一節です。
〈 ローマン・ヤコブソンの紹介による、「今世紀の最も独創的な詩人、
ヴェリミール・フレーブニコフ」のことばを想いだす。
「創造のふるさとは未来にある。そこから、ことばの神々が送りだす風がしずかに吹いてくる」
のである。 〉(217ページ、太字と改行筆者)
文は、読まれた時はじめて、読んだ人の頭の中でその人の解釈によって意味がつくられます。
読まれるのは、常に、書いた時点より未来、ということもわかります。
しかし、そっちから風がふいてくる、とはどういうことなのでしょうか。
やっぱり「美しい謎」を感じます。
それに魅せられました。
フレーブニコフってどんな詩人なのだろうか。
その興味から『甦るフレーブニコフ』という本に出会いました。
次回から、当時(2020年)の書き出しをコピペしていきます。