2024_0117_本読み
<1271字>
冒頭の写真:
ヤツデの花は整然とした放射状で美しいです。
少し暖かいと、アブの類など来ていて、受粉。どんどん実になっています。
匂いはあまり意識したことが無かったが、こないだ夜に強く香っていたことがあって驚きました。
蜜もたくさん出ていてとても甘かった。
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1月17日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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マルガリータは女中のナターシャとしゃべったあと、外出。「巨匠」との思い出のベンチに腰をおろしていると、いつのまにか現れたのが、ヴォランド一味の一人アザゼッロという牙のある赤毛の男。
そして通り過ぎていくのは、ベルリオーズの葬送の行列です。
これは〈金曜日の午後3時〉(475ページ)のことだとわかります。
場面がいろんなところに飛ぶので、どういう時系列で話が進んでいるのかわからなくなってきました。前の方をめくってみると、ベルリオーズの不可解な死は〈ある春の日の異常なまでに暑い夕暮れ時〉(297ページ)で、水曜日のできごとです。べつのところに5月とも書いてありました。
翌木曜日が黒魔術のショー。で今が金曜日。
たった3日間の出来事がリアルに進行してる時間で、その中で各人の過去の話とかピラトのキリスト処刑の時の話が混じってるわけです。
(音読した人:山崎)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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前回にレニングラード(現在のサンクトペテルブルク)に移動しました。
6月25日です。ガイドに案内してもらって、都市を見て回る感じ。レニングラード自慢に〈学者が三十万人だって?三万人のまちがいではないだろうか。気持ち悪い。〉などという感想とか、レニングラード攻防戦の話があったりして、あんまり楽しい印象はないです。
(音読した人:きよもとさん)
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『へそもち』 渡辺茂男 作 赤羽末吉 絵
福音館書店
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へそもちの由来譚、なので、どこかの昔話?と思ったら、著者がパリのエッフェル塔に登っているときに、思いついたお話、ということがあとがきにあり、それをとても面白く思いました。
(音読した人:きよもとさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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漱石の27通目。子規の上京を歓迎する短い手紙。いっしょに上京した子規の母のことを「老母」と書いているのが、今だったらそう書かないよね〜という話になりました。
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 合歓の木の葉ごしもいとへ星のかげ 芭蕉 〉
七夕の飾り付けに、ネムの木が使われていたことがある、とは初めて知りました。いとへ は 厭へ で、解釈は二つある句のようです。厭う、は嫌がる。へ、となったときの意味は命令なのか。文法についてあやふやなので難しいです。出会う織姫と彦星が見られるのを嫌がっている、星を見ている人がじろじろ見るのをはばかるのか、というようなふうにいつも見ているサイトにはありました。
(音読した人:山崎)