2022_0209_本読み

週5回、16時から17時に、zoomで本読みをしています。その時の記録や気づきのメモです。Facebookの公開グループで情報を流していますので、ご興味お持ちのかたは、ご自由にいらしてください。


2月9日(水)は以下を読みました。

山崎
『しゃぼん玉 その黒い膜の秘密』立花太郎 著、中央公論社、1974年刊
8 石けん膜に働いている力
電気的斥力の実験的証明 ファン・デル・ワールス力

水溶液の表面が膜になっている、実験の菅の中にある水溶液を横にあけた管から抜いていくと、上と下の膜が近づいていき、ある薄さで保った状態になります。

その時に働いている力(これが斥力?)と、ファンデルワールス力の関係が、ふわーっと読んでしまって、まだよくわからないです。



めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
おわりに ー 私たちはどの方向をめざすのか
セツエイを国際語に
(3515〜3526/3674)

読了です。去年の8月16日に読み出したので、ちょうど半年。めいさんお疲れ様でした。まさにスローリーディング。コロナの結果に生まれた習慣です。



きよもとさん
『俳句と地球物理 』寺田寅彦  著
Ⅳ 連句と音楽
連句心理と諸現象

前句からのわかりやすい音の連想などを、連句としてはあまり良く無い例だろうとしながらも挙げ、

例えばそんなところもヒントにしながら、

心理学や、ひいては統計学も使ったりして分析し、

よくよく穿って、構造を見ることも、

連句を行なおうとするものとしては必要だろう、としていました。風流ではないだろうけど、と断りつつ。

連句の初心者にすらなっていない山崎としては、とても面白いです。

また、近頃、自分の作品の説明をせねばならず、穿った視点の必要を強く感じてもいます。

何が起きてるのか、裏を見る、仕組みや構造を見る、というのが物理学者らしいのかもしれません。



山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、
二四 かげろふの(芭蕉真蹟懐紙)84〜86ページ

寺田寅彦の本を読んだ後だと、俄然読む気倍増。まずは、芭蕉真蹟懐紙というのが目に飛び込んできました。

読後、ふとこの文庫本の表紙が目に入り、袖の説明を読むと、芭蕉真蹟、本書の三十「さみだれを」の冒頭でした。

何も知らずに、シンプルにみんなで読み始めたのが、去年の10月25日。三ヶ月半たって、興味の高まりを感じてきました。

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