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2024_1123_本読み

<1202字>
冒頭の写真:
日曜日には、久々に高尾山に登ってみました。稲荷山コース。
山頂下からの眺望は、山並みの海に富士山が白く浮かんでるみたいな感じでした。京王線の始発で行ったので、午前中の光が美しかった。
下りは表参道を行ったのですが、登ってくる人の多さに驚きました。隙間を縫うようにして、午前9時台に登山口に着きました。


11月23日(土)は以下を読みました。


『犬の心』 
ブルガーコフ 著 石井信介 訳

未知谷 

IIの注を続けて読みましたが、住宅委員会の4人の名前の分析(これらの名前がなぜ、印象が悪いように響くのか)がすごくくわしくて面白かったです。エレーナ・ステパニャン『ミハイル・ブルガーコフと「犬の心」について』(モスクワ、2016年)からの紹介でした。(日本語訳は出てないんだろうな。)
IIIに入り、フィリップ・フィリッポビッチとボルメンターリの超高級な食事の様子。キャビアーとか。

(音読した人:山崎)





『ひらがなの世界─文字が生む美意識 』
石川九楊 著

岩波新書

『秋萩帖』について、字が省略されるている例が続きます。
出典不明の歌がずいぶんあるんだな、と思いました。
有名な歌集の歌を、芸術的に書で表現したものなので、これを読むような階層の人々は、みんなすらすら読んだのかな、と思っていました。いや、単に原典が今は失われていて、当時の人は誰でも知っていた歌だったのかも、とも思いました。
「草仮名」は「女手」と違って「連綿」ではないので、嫌がらずによく見ると一字一字読み取ることができ(るのもけっこうあって)、ちょっと嬉しいです。

(音読した人:きよもとさん)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

漱石の44通目。明治28年11月6日。続き。
漱石の句がまたずらりとあったのですが、今回は子規の評はついてなかったです。ふと、添削はどうやっていたのだろう?と思いました。
この往復書簡集、漱石は全く手紙を取っておかない人だったそうで、全て子規の残したものを使って作られています。添削は漱石の手紙に書き込んで送り返していたのか?そしてそれを全部筆写もしていたのか?などと考えました。子規は中毒的に「書く」人だったらしいから。

(音読した人:めいさん)





『Edge Life』
金星一 著


15 大衆講演は科学だ
講演において、プロとしてどう準備をしているかを詳しく。今日はこの章の途中まで読んでいただきました。「科学」というのがまだこれから出てくるのか?と思ったのですが、おそらく、下記のような生理学とか心理学のことですね。
メジックナンバーという謎のワードがでて、後で調べてみると、心理学関係の仮説でマジカルナンバーというのを見つけました(AI翻訳でこうなったんですね)。人間は一度に7つ以上の内容を把握するのは困難、という実験データから、どう話すのがよく、どう話すのがダメか、を語っていました。

(音読した人:こいでさん)




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