2022_0905_本読み
<1070字>
冒頭の写真:
数日前に真っ白だった地面の謎の菌類。熟してきたらしく今朝は茶色みをおびて、アリやダンゴムシが歩き回っていました。
きっと食べに来ているのでしょう。
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9月5日(月)は以下を読みました。
『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第 11 章 世界の再構成 374ページまで
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〈脳の中に、「こびと」ないしは「ホムンクルス」がいて、ヴァーチャル・リアリティによるショーを見ている、と考えるのは誤りである。〉
と言われても、そんなことを全く思い浮かべはしないので、全くピンとこないです。
〈主観的意識にまつわる問題は、たぶん哲学の問題のうちで、最も難しいものだろう。〉
は、確かに。
外にあるものを調べる、ということは科学にとってやりやすいと思いますが、観察している自分のことを考えに入れると、どう考えるかはとても難しいです。
(音読した人:山崎)
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『畏るべき昭和天皇』 松本健一 著
新潮文庫
天皇の戦争責任その1
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いいわけの三すくみみたいな構造ができてしまってたんだな、と思いました。
天皇は、立憲君主制でありたい、天皇機関説でもいい、という思いがあり、内閣や軍部には実質的に口出ししない。
内閣は統帥権は天皇にあるから、と、天皇に上奏したとしても、天皇に決定を求めない。
軍部は「皇軍」を標榜して、天皇の統帥権に従ってやっている大義名分を使って戦争に突き進む。
(音読した人:こいでさん)
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『海のアトリエ』 堀川真理子
岩波文庫、
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不登校になった少女が、祖母の同じ頃の話を聞く、というお話。
入れ子になったお話の作りが、抑えた色と描写の絵と相まって、短編映画のような味わいでした。
(音読した人:はやし)
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『塩一トンの読書』 須賀敦子 著
河出文庫
私たちは他者に何を負っているのか
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『おせっかいな天使』という精神病院に入る主人公が周囲の人とおこすこと映画から、考えたことが書かれていました。
山崎は、この文のタイトルの「私たちは他者に何を負っているのか」を難解に感じました。私は他人からどのように助けられているか、ということかな〜。
それが「私たち」と複数になるから、、、すべてひとりひとりの「私」たちは、社会で生かされている、その仕組みはどんなものか、とかそんな感じでしょうか。
(音読した人:きよもとさん)
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『学問のすゝめ』 福沢諭吉
岩波文庫 解題 小泉信三
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福沢諭吉が、欧米の科学の明快な論理的思考に魅せられた様子がよくわかりました。
(音読した人:山崎)