2024_0113_本読み
<1052字>
冒頭の写真:
一富士二鷹三茄子、は、初夢の題目ですが、これは11日の夕暮れです。
木にかくれて見えなくなっていた富士山が気がつかない内にまた見えるようになってました。木が切り倒されたか、冬枯れか。
Googleマップで測ると富士山頂まで90kmちょっと。
高尾山山頂までちょうどフルマラソンくらいの距離なのは、前に測って、ほおっ!て思っていました。そして走ってみようとしました。
フクイチまでは230km。
それを考えると、富士山ってとっても近いな。
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1月13日(土)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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今日から第二部。
第一部は、
〈 わたしにつづけ、読者よ。〉
という一文で終わりました。急に書き手が〈わたし〉として登場して驚きました。
そして第二部も全く同じ一文で始まりました。
山崎は〈わたし〉は〈巨匠〉なのだろう、と推測してたのですが、そうではなかったです。〈わたし〉の語る、〈巨匠〉の不倫相手マルガリータの話がずっと続きました。あの黒魔術ショーの翌日に、マルガリータが〈巨匠〉との思い出を振り返っています。
(音読した人:山崎)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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ヤルタの6月23日続きます。
今日は、それぞれの人の描写がとても面白かったです。
体調あまり良くないのに、どうしても黒海で泳ぐ!と言ってゆずらない竹内さん。泰淳さんが泳いだので自分も、と対抗意識?ダンスにノリノリになって百合子さんに、どうだこの旅は楽しいか、と問いかけ「普通」とか「まあまあ」みたいな感じに答えられてしまう泰淳さん。ダンスのあげくは急に棒立ちになって「うんこでたくなったから帰る」です。
いつも「知」を生業としてる人たちの、そこは見ないで、人としてのくせや滑稽だけを取り出している文を聞いていると、何度も笑ってしまいました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 文月や六日も常の夜には似ず 芭蕉 〉
七夕の前の日の句です。七夕って秋なのか、と改めて思いました。
七日の前夜の六日からして普段の夜とは違う、という意味だそうです。
当時の七夕ってどんな行事だったんでしょうね。やはり笹(というか竹)に短冊つけたりしていたのでしょうか?ふと、七夕の竹ってクリスマスツリーに似ているな、と思ったり、25日より24日のほうがむしろ、ということも思いました。
(音読した人:山崎)
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