2024_0130_本読み
<817字>
冒頭の写真:
浜町公園からの隅田川。浅草では見慣れている隅田川なんですが、ここでは水が満々とあふれそうに感じました。
橋に見えているのは、首都高の両国ジャンクション。
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1月31日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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女中のナターシャまで例のクリームを塗りたくって、空飛ぶ全裸の魔女に。彼女の乗り物はほうきではなく、マルガリータの夫のイワノフが変化した空飛ぶ豚。魔法のクリームでそうなってしまったので、こころはイワノフのままなのが、かわいそう。このあたりロシア人ならば、どんな皮肉が込められているのか、あるいはわかるのかと思いました。
(音読した人:山崎)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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レニングラード、続く。
モスクワに向かう前、空港でのトイレの話。ドアがかたくて開かず、百合子さんが〈 体当たりしても開かない 〉。
それで泰淳さんは、みんなから別の、新しいビルのトイレに行きなさい、と勧められます。トイレに男女別が無い?とも思いました。
その描写にはよくわからないところがあって、読み終わってからしゃべったんですが、おそらく新しいビルの方が、現代の洋式トイレになってて、当時(1969年)日本のトイレはまだまだほとんど和式だったから、泰淳さんが洋式に慣れてなかったんじゃないか、と、きよもとさんが推測しました。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 いづくにかたふれ臥とも萩の原 曾良 〉
いづくにかねぶりねぶりてたふれふさむと思ふ悲しき道芝の露 という西行の本歌取り、だそうです。
この前の句に「露」がでてくるので、それもここに響いている感じなのでしょうか。
旅に死ぬ、というのは受け継がれてる美意識なのかなとなんとなく思いました。
(音読した人:山崎)
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