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2023_1018_本読み

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冒頭の写真:
上野はしばしば行く場所なのに「パンダ橋」知らなかった。
浅草橋方面の革漉き屋さんに行くのに、Google先生の案内通りにしたら、ここを通れ指示でした。
見た目それほど新そうではなく、検索すると2000年台初めの竣工。
知らなかった自分にびっくりしました。すごく広い。
跨線橋で検索すると三鷹駅のが太宰治の小説に出て有名らしい。
まもなく取り壊されるので、行ってこよう。


10月18日(水)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

ヴァラエティ劇場で展開される黒魔術のショー(大量に紙幣が降ったり、豪華な服や靴、ご婦人用品が配られたり)。
この物語の掲載雑誌や当時のソ連のどんな人が読んでたか知っていれば、おおっ、そうきたか、というふうにも読めるんでしょうが、知らないので、ただただエンタテインメントとして展開におどろき楽しんでいます。

(音読した人:山崎)





『喜多川歌麿女絵草紙』 藤沢周平 著

文藝春秋

前回までの『沖縄ノート』から一転、こいでさんの声にしびれながら聞くのがとても贅沢で、嬉しい内容です。歌麿の活躍期は18世紀後半から19世紀初頭。同じ江戸時代でも芭蕉から100年後(現代の作家の描いた江戸時代と俳句で読む江戸時代とでは比較はできないでしょうけれど)。

(音読した人:こいでさん)





『犬が星見た』 武田百合子 著

岩波文庫

目の中に血がいっぱいの夢、というちょっとどぎつい始まりでした。それが日中50°になるというサマルカンドの朝日を浴びた目覚めだった、と知り、納得。
飛行機でブハラに移動。朝食がどうしても思い出せない、と書いているのが、そういうことは普段はなくて、だからこそこの「日記文学」が成り立ってるんだな、と思いました。

(音読した人:きよもとさん)






『芭蕉七部集』  中村俊定 校注

岩波文庫
『猿蓑』

〈 ちまき結ふかた手にはさむ額髪ひたひがみ  芭蕉 〉

額髪というのは「前髪」のことだな、と思ったのですが、分けた髪を耳の上に行かせるのがここでの描写らしい。「結ふ」は粽にも髪にも関連するのかな、と思ったのですが、粽を巻いていることだけのようです。

(音読した人:山崎)

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