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2022_0623_本読み
<1433字>
冒頭の写真:
前回、あれだけ長く書いたので、無意識のセンサにかかるんだと思うのですが、目の前のチャノキにテントウノミハムシ発見。
ヘリグロテントウノミハムシというのが別種なのか正しい和名なのか、その辺よくわからない。このあたりのことにあまりこだわりなし。
もちろん、触りました。見事跳ねました。瞬間に、見失いました。
やっぱり、テントウムシじゃない!
(これまで、ヒメアカボシテントウだと勝手に思っていたものの何割くらいがこれだったのだろうか。。。)
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6月23日(木)は以下を読みました。
『虹の解体』 リチャード・ドーキンス 著
福岡伸一 訳
早川書房
第4章 空気の中のバーコード
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この章読了。
小夜鳴鳥のオスのさえずりは、メスに情報おくる「言葉」ではなく、音そのものがメスの脳に作用し、あやつっているとも考えられます。
だから、同じその音がキーツの脳に作用しこの詩が生まれたと、考える事もできるし、そんなふうに考えてみることは素敵ではないか、と言っていました。
引用されたキーツの詩の音を体験できず、意味(日本語)しか理解できないのが、残念です。
(音読した人:山崎)
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『一茶』 藤沢周平 著
文春文庫
三笠付け、の説明のところ
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一茶(1763~1828)は芭蕉(1644~1694)から120年後に生まれた人。
読んでくださったところを「俳諧裏面史」と、こいでさんはおっしゃってましたが、
ことばひとつの芸で成り上がっていく一茶をちらっと想像しました。
現代で言ったら、お笑い芸人がとても近い存在なんじゃないかとい思いました。
「三笠付け」は句に句を付ける遊び。これが賭けに発展し、大流行。幕府が禁令を出すも、手を替え品を替えして蘇って流行したようです。
(音読した人:こいでさん)
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『学問のすゝめ』 福沢諭吉 著
岩波文庫
十四編 心事の棚卸し
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10年先にこれを実現する、と語る人は多いが、それが実現したという報告を聞いたことはない。
そして、今日すぐにやる、と宣言する人もまた、いない。
と、
書いていました。
計画通りにいかないのは世の常ですが、これから著者はそのあたりのことをどのように扱うのでしょうか。
(音読した人:めいさん)
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『連句 : 理解・鑑賞・実作』 五十嵐讓介 著
おうふう
第三章
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付け方、について。いろいろ細かく種類分けがなされていました。
開発されてから時が経つほど、微に入り細に入り方法が検討され、体系付けられていくんですね。
読む方としては、いろいろあって面白いし、繋がりが深く学べる利点があります。くめどもつきぬ日本文化、という雰囲気。
が、詠む方としてみれば、やっぱり荒野に自分で道を作りたいですね。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉連句集』 中村俊定・萩原恭男 注
岩波文庫、
三四 溫海山や(曾良俳諧書留)114〜116ページ
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今回もまだ、「武隈の松」のまわりをぐるぐるしてる気持ち。
歌枕です。
連句は一緒にやってる人と繋がるのはもちろん、
ちなむ、なぞらえる、などのように、先人やその場所と繋がりながら、一つの作品ができていくという感じがとても強くあります。
歌枕って、そのひとつの象徴的なものかな、と思いました。
そして、時は江戸。
物見遊山ということが一般にも可能になりつつある時代。
そこに文芸の香りを濃く加えた芭蕉はやっぱりスーパースターなんでしょうね。
(音読した人:山崎)