2024_0615_本読み
<988字>
冒頭の写真:
ピントもちゃんとあっていないけれど、ムシトリナデシコが住宅地の空き地に咲いていた(ピンクの花をつづけてみました)。
ピンク、という日本語ではない色名のせいか、ピンクの花って何か不自然というか不思議さを感じた最近です。
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6月1日(土)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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前回アルチバルド・アルチバルドヴィチにひっかっていたのですが、今回もこの名前の連呼でした。作家クラブの店長いや支配人の通称「海賊」の名前なのですが。
きよもとさんが検索して、論文がでてきました。この論文が、とても面白そう。いままで気になっていた、登場人物名などなどの含意がちょっとわかりそう。何人かで読んでいると、いろいろ触手がのびて、見つかることがあって面白いです。そしてネット上にいろいろなものが落ちています。
(音読した人:山崎)
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『喜多川歌麿女絵草紙』
藤沢周平 著
文藝春秋
赤い鱗雲
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岡っ引きの辰次が、歌麿にまで捜査の手を伸ばしてきたいきさつが語られました。縁側で月見をしている歌麿のところに、すっと入ってくる辰次なのですが、当時(19世紀前半)の江戸の家ってどんな軒先というか、街路というかだったのかな、蚊はいまよりも居たのか居なかったのか、なんてことを思いました。
(音読した人:こいでさん)
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『犬が星見た』
武田百合子 著
岩波文庫
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読み手のきよもとさんが、武田百合子さんは、観察して書くのがすごいけど、聞きとるというか聞いたことを書くのはちょっと苦手なのかもしれない、という感想を言っていて、え、どこの箇所でそれを感じたのかな、と山崎はちょっとぼおっとしていてわからなかったです。
(音読した人:きよもとさん)
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『芭蕉七部集』
中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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まだ、梅、が続きます。
〈 むめの木や此一筋の蕗のたう 其角〉
今日おもったのは、この芭蕉の時代には、ひらがなで梅を書くときは、むめ、なのかな、ということです。(見直すと、このところでのひらがな表記はぜんぶ「むめ」でした。
そもそも、梅は日本に自生はしてなくて、中国から持ってきたもの。
ということは、うめ、という音も音読み的音で、それとの関係で「む」め、なのか?など想像しました。
(音読した人:山崎)
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