2022_0212_本読み

2月12日(土)は以下を読みました。

山崎
『しゃぼん玉 その黒い膜の秘密』立花太郎 著
中央公論社、1974年刊
8 石けん膜に働いている力
非イオン界面活性剤溶液の薄膜 DLVOの理論

界面活性剤にもいろいろあって、一つのパターンの力だけでは説明できないんだな、とわかりました。

さて、山崎としては、ことば自体に魅力を感じています。コロイドなどの外来語も、親水基、疎水基、水和、界面などの日本語の漢字熟語にも。



めいさん
『学問のすゝめ』
福沢諭吉 著、岩波文庫、
初編

明治時代の、海外の列強に伍していこうと、実学をすすめる、ということですね。

「帳合」は帳簿合わせの略語でした。

ウィキペディアによると、明治5年の初編(初編のみは、小幡篤次郎との共著)から順次刊行されて、明治9年の十七編で完結、明治13年に前書きを加え合本で刊行、という流れらしいです。当時の人口が3000万人、そして明治31年刊の福沢全集緒言には340万冊を売った、とあります。すごいですね。



きよもとさん
『俳句と地球物理 』寺田寅彦  著
Ⅳ 連句と音楽
連句心理と諸現象

連句の中の一人の俳人を取り出して、その人が次に何を詠んだか、その要素を取り出して比較検討をしていました。

山崎が、一番印象に残ったのは、

著者が、鮨、からつい思い出してしまう、だいぶ昔に四国のどこか(?だったかな、)で鮨を食べた時の、箸のかびくささ、という、ものすごく個人的な連想。

こういう個人的なイメージが、連句の場に共有されて、そこの世界が生まれていく?、なにかそんな雰囲気を受け取りましたが、あってるのかな。



山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、
二四 かげろふの(芭蕉真蹟懐紙)84〜86ページ

雰囲気の変化は感じるのですが、どうしてそうなったのか、わからないとこが多すぎて繋がりが読み取れないです。

なので、印章に残った単語を一つ。

〈鹿驚〉と書いて、ふりがなが「かがし」。

注には〈和俗田を守るために秋に至りて鹿を驚かす為藁人形の如くなるものをり、〉とあり、ああ、かかしのことね、とわかるのですが、今度は〈和俗田〉がどういう田なのかが、検索してもわかりません。


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