2021_1209_本読み

12月9日(木)は下記を読みました。

山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎  編、岩波書店☆
今日の俳人:涼菟 千代女 太祇 諸九 蕪村

今日のは、とても平明な、わかりやすい句が多かったと感じました。諸九の解説には、

〈浮風と駆け落ちし、蕉門のおしどり俳人となりました〉

とありました。このころ(1700年代中頃)の「世間」ってどういう新聞?みたいなもので形成されていたのでしょうか。

また「俳壇」ってどうなっていたのだろうか、とも思いました。



こいでさん
『400字のデッサン』野見山暁治 著、河出書房新社
「留学生の頃ー小川国夫」
「美しい骸骨ー今西中通」

「Ⅰ ひとびと」の章から。

今日も、生々しい個々の人間の欲望というのか存在というのか、が描かれていました。

死の迫った画家の顔貌に骸骨が透いてみえてきてそれが美しい、とか、人の場所にずかずかと入り込む作家の厚顔ぶりがすごいなーと思いました。

戦後すぐや、まだ10年も経たない前の人間は今よりずっと剥き出しだなあと感じました。



めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
第2部 節英はどのようにできるのか
9りんご(隣語)をかじろう
養子言語と言語分業社会(2351〜2399/3674)

異言語を学ぶことの利点は、

新しい視点を得ること
新しい人間関係を得ること

と明快に書いていました。

そして、著者の提案は、ヨーロッパ発の「養子言語」という考え方。

〈実用目的の共通語とは別に、いわば自分のなかでずっと育てていく言語です。〉

もう一つ、言語分業については、東京外国語大学の「日本語で読む世界のメディア」が紹介されていました。



山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、50ページ辺
十三 ためつけて(浅草)

寄手(よせて)は攻めてくる軍勢のこと。
門跡は寺の住職のこと。
など、を後で調べました。
そのような山崎の語彙力の無さもありますが、それ以上に背景としている文化的なことに無知なので、意味がなんとなくわかっても、付け方の意図が読めないです。
やはり何か参考書を探そうと思いました。


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