公立病院改革3-62【2団体からの応募】〈2006年〉東北170床 公立F病院
約10日間の見学、質問期間を終えて、さらに一週間の応募期間に突入した。
その一週間の応募期間終了後の3月18日に、第一回目の選考会議が行われる。
果たして、その選考会議までに2つの団体から、応募が来ていた。
初回の前回公募に出てきた2団体は、大きい広域展開の団体と、病院と老健を有する小規模な団体だった。
しかし、今回出てきた団体は、2団体とも二つ以上の都道府県に拠点を持つ広域医療法人だ。
そしてその一つは、東京・埼玉に拠点を持つ法人であった。
僕も一同もホッとしたが、まったく油断ならない。
何しろ、前回は選定後に白紙になっているのだ。
応募締切と同時に、選考委員とアドバイザーの人数分の応募書類が配布される。
こういう募集要項では、昔は5部とか10部とか、委員の数だけ応募側で持参する習わしだった。
最近は、ずいぶんやり方も多様化している。
僕は応募書類を受領すると同時に、締切り翌日に開かれる第一回選考会議向けに会議資料作成を始める。
そして第一回選考会議で、5日後の決定までに現地視察する担当者とスケジュールを確認した。
僕は例によって、宮城県内に本部がある団体、埼玉県に本部がある団体のいずれの現地視察にも行くことになった。
そして今回は万全を期すということか、両団体に、行政担当者たちも分担して現地視察に同行することとなった。
今回も3日間で両団体の視察を行い、最終の選考会議で「決定するに足る資料」の作成までを完了させなければならない。
いつもながらタイトスケジュールだが、アドレナリンが出まくっていたからか、あちこち飛び回るのが楽しくて仕方なかった。