公立病院改革3-61【応募受付開始】〈2006年〉東北170床 公立F病院
もし、病院開設手続が滞った場合、一番まずいのは
「医療継続できずに起債を一括償還することになる」
ことだ。
この話を受けて、行政サイドは「起債(自治体の借金)」を所管している、東北財務局に照会をした。
「経営移譲が成立したものの、ベッドを取得できずに「診療所」として再スタートする場合、それは医療施設の運営が『継続された』ものと見なされるのか」
この照会について、財務局からは
「診療所でも医療を継続するのであれば、診療を行うという起債目的に沿っており、容認できるのでないか」
という趣旨の回答があったようである。
この回答も、常にそれでOKというものではないだろうし、補助金要綱への解釈も入るだろう。
本件以降、僕自身が補助金事業に出会ったときは、必ず事務局と一緒に「返還要否」についての確認をしている。
〇年経ったら返還不要、という場合もあるので、丁寧に確かめる必要がある。
さて、その照会を受けて、我々の公募については。
その後の医療法上の手続がどう転がり、病床取得がどうなるにしても。
まず後継候補を決定して医療を存続させてもらおう、と改めて意思統一された。